暗黒の世界が帰ってきた
今年はどうもハプニングの1年になりそう。そういう意味では、かなりワクワクして過ごせるかもしれない。
今日の午後になってちょっとした出来事があって、つい先ほどまで外出していた。その用事も難なく無事に終わり、久しぶりに夕日を浴びながらの散歩を楽しむことができた。
ということでブログを書く時間がなくなったので、今日は簡単な読書メモだけを残しておく。
『呪われた町』上巻 スティーブン・キング著という小説を読了。
スティーブン・キングの著作は、いくつかのパターンに分類される。そのなかで最も比重の高いものが、『ダーク・タワー』という大長編小説に関わる作品。この小説は単体で読むために書かれているけれど、『ダーク・タワー』シリーズを読めば、より詳しくその背景を知ることができる。
これは架空の町であるセイラムズ・ロットというところで起きた吸血鬼の物語。この物語の吸血鬼たちがどんな世界からやってきたのか、この小説ではあまり深く書かれていない。だけどボクのように『ダーク・タワー』シリーズを読んだ人なら、すぐ頭に思い浮かべることができるはず。
そのうえ、『ダーク・タワー』シリーズの後半で活躍したドナルド・キャラハン神父がこの物語に登場するから、ファンとしてはより楽しめるんだよね。すでに昨日から下巻を読み始めている。
主人公はベンという小説家。子供のころ4年ほどこの町に住んでいるとき、マーステン館という大金持ちが残した廃屋で亡霊を見てしまう。それがトラウマとなり、彼の人生を狂わせている。
そこでトラウマを解消するために、マーステン館を舞台にした小説を書くことにした。それでこの町に帰ってきたんだけれど、驚いたことに廃墟となっていたその建物を購入した外国人がいる。そしてその住人が町にやってきてから、不思議なことが起きるようになった。
上巻ではベンがこれらの事件に巻き込まれ、吸血鬼の存在を疑う段階で終わっている。すでに少年が吸血鬼と化して、埋められた墓から抜け出していた。そして下巻では、次々と被害者が出ることで吸血鬼の数が増えていく。
とにかく気持ち悪い作品で、スティーブン・キングが発する恐怖パワー炸裂の物語になっている。おかげでここ数日、幽霊の夢を見てばかり。さてさて下巻はどうなるのだろう。久しぶりに暗黒の世界が帰ってきたよ〜!
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