出会いによって人生は動く
今年はハプニングの多い1年となるのは確実みたい。やたら予期しないことが起きる。だからきっとワクワクできる楽しい一年になるだろうと思う。
二日ほど前のこと。図書館で借りている本の期日をチェックしようと思い図書館のサイトを開いた。もし期限まで読みきれなければ、期間を延長しようと思ったから。ところが昨年は予約の入っていなかった複数の本が、延長できないと表示されている。それどころかすべての本が延長不可となっていた。
あれれ、何が起きたんだろう? 落ち着いてじっくり画面を見ていると、その理由がわかった。
神戸市図書館の貸出カードの期限は10年。ボクは2008年の11月に京都から神戸へ越して、翌月の12月に図書館カードを作っている。そう、だから2018年の12月でカードが期限切れとなっていた。それで貸し出しの延長ができなかったんだよね。
期限があるのは記憶にあったけれど、ここ数年はまったく意識していなかった。それで昨日に図書館へ行って、更新の手続きを済ませてきた。自宅に戻って画面を確認すると、貸し出し中の本は延長できるようになっていた。
更新の手続きをしながらしみじみ思ったけれど、10年って早いよねぇ。ボクの人生のほとんどは京都だけれど、その5分の1ほどは神戸で暮らしたことになる。とても感慨深いものを感じた。
10年前に図書館でカードを作ったときは、まさか自分の書いた本が図書館に置かれるなんて想像もしなかった。そう考えると、この10年でボクの人生は大きく変化したと言える。
最初の本が出版されたのも、そしてその後に『ゼロの物語』等が世に出たのも、大切な人たちとの出会いがあったから。一期一会という素晴らしい言葉があるけれど、まさにそんな瞬間を感じる出会いによってボクの今が成り立っている。もう感謝しかないよね。だからその出会いに恩返しができるよう、日々を必死で過ごしている。
そんな人生の出会いは運命なのか、それとも偶然なのか。
ボクは運命であり、かつ偶然だと思っている。そしてある映画の主人公も、ボクと同じセリフを言っている。『一期一会』といえば、この映画しかないだろう。
『フォレスト・ガンプ/一期一会』という1994年のアメリカ映画。ボクは気に入った映画を何度も観る。この映画もそのひとつで、またまた久しぶりにじっくりと観た。この映画ほど、人と人との出会いを大切にしている作品はないと思う。
トム・ハンクス演じるフォレストが、生涯の恋人であるジェニーと出会ったのが小学校のスクールバス。そして陸軍に入隊したとき、彼の将来を大きく左右する親友のババと出会ったのも軍専用のバス。
もし他の席にすわっていたら、フォレストの人生はまったくちがう世界になっていただろう。フィクションだけれど、同じようなことは誰の人生にもあると思う。そんな偶然の出会いが、実は運命だったと感じることは誰にもあるはず。
だから出会いは運命なのか偶然なのかと問われたら、矛盾しているけれどその両方だとボクは答える。それほど不思議で、かけがえのない大切なものだからね。
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