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高羽そらさんインタビュー

見た目に隠れた恐怖と狂気

ここのところ恐怖映画づいている。スティーブン・キングにハマってしまったせいで、ついついホラー映画を観てしまうからだろなぁ。

 

『シャイニング』に続いて『ミザリー』を観た。『ミザリー』のアニーは、『シャイニング』のジャックがヤワに見えるほど怖い。

 

だけどもっと、もっと怖い存在がいるのを忘れていた。10年ぶりに観た映画だけれど、これほど恐ろしい女だったなんて……。

 

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『エスター』(原題:Orphan)という2009年のアメリカ映画。

 

一度観た作品なんだけれど、ほとんど忘れていた。この映画の主人公であるエスターは、『ミザリー』のアニーが可愛く思えるほど怖い。とにかく残酷で狡猾。だから誰にも尻尾をつかませない。

 

ジョンとケイトの夫婦には子供が二人いる。だけど3人目の女の子を流産したことで、妻のケイトは心に重荷を抱えていた。それで悩んだ末、孤児院から養子を引き取ることにする。それがエスターという9歳の女の子。

 

最初は個性的な普通の子供に見えた。ところが少しずつ彼女の周囲で事件が起きる。やがてエスターに疑いを持ったケイトが過去を調べ始めると、関係者に死人が出るようになる。そして映画の終盤では、とんでもない事実が明らかになる。

 

この映画をもし観ようと思う人がいたら、この先を読まないように。ボクも10年前に知ったときは天地が引っくり返るかと思うほど驚いたからね。

 

ではそのとんでもない事実を明かそう。

 

なんとエスターは9歳ではなく、実は33歳の大人の女性だった。ホルモンの異常で子供のようにしか見えない。ところが心を病んでいて、周囲の人間を殺しまくるので、精神病院で隔離されていた。

 

だけどその病院を脱走すると、子供になりすまして孤児院で暮らし、ケイト夫婦の家に来る前は引き取られた先の一家を放火で皆殺しにしていた。ケイトはエスターの本性に気づいたけれど、夫のジョンは信じない。だって9歳の子供だと思い込んでいるから。それで夫は殺されてしまう。

 

もうラストは恐怖しかない。エスターは『リング』の貞子より怖いかも。突っ込みどころが多い作品なんだけれど、少女の見た目に隠れた恐怖と狂気が見事に描かれているので、ホラー映画が好きな人にはオススメだよ。

 

すごいのはこのエスターを演じた女優さん。イザベル・ファーマンという名で、現在は21歳。つまりこの映画のときは11歳の子役だったということ。そう思ってこの映画を観ると、彼女の演技のすごさに圧倒される。

 

33歳だとバレたとき、老けメイクだとしても大人の演技だったからね。そして11歳であれほどの狂気を表現できるなんで、すごい女優さんだと思う。まだ若いので、これから大活躍してくれることを願っている。ホラー映画が続いたので、ここらで普通の映画に戻ろう。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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