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高羽そらさんインタビュー

猫と暮らすと幸運がやってくる

ボクが体外離脱をできるようになった、とっておきの秘密を教えよう。

 

それは猫のミューナと暮らしたこと。京都から神戸に引っ越してきたとき、電化製品や家具を新しくした。ミューナはそんな家具に興味津々、あるいはストレスを感じたのか、早朝にうろついて噛み傷を作るようになった。

 

それでボクは家具を守るため、早朝の4時台に起きるようになった。そしてウロウロするミューナを監視しつつ、退屈しのぎに瞑想をしていた。やがて飽きて寝室に向かうミューナと一緒にベッドへ戻る。つまり二度寝の習慣がつくことになった。

 

体外離脱にとって最適なのは、早朝に一度目覚めて二度寝をすること。その二度寝を習慣化させてくれたのは、黒猫のミューナだった。それで自由に体外離脱できるようになり、結果として本を書くことになった。猫と暮らすと、こんな思いもしない幸運がやってくるんだね。

 

そしてそれはボクだけじゃない。海外でも猫と暮らすことで失いかけた人生を取り戻した人がいる。とても素晴らしい映画を観た。

 

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『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』(原題:A Street Cat Named Bob)という2016年のイギリス映画。実話を映画化したもので、ボクはわからなかったけれど、どこかで本人がカメオ出演している。

 

主人公のジェームズはヘロインのジャンキーで、更生プログラムを受けている。ホームレスとして路上生活をしながら、自分が作った曲を歌って必死で自立しようとしていた。自分を捨てて再婚した父との確執も抱えている。

 

立ち直ろうとしつつも、どうしてもヘロインから抜けられない。そんなジェームズに最後のチャンスが与えられる。担当してくれているソーシャルワーカーの努力で、更生のための住居を借りることができた。

 

なんとその家に迷い猫がやってくる。ジェームズは必死で飼い主を探そうとするが、まったく見つからない。どうやら野良猫らしい。そこでボブと名付けてその家で一緒に暮らすようになる。

 

ところがこのボブは幸運を運んできた猫だった。ある日、どうしても演奏する場についていこうとするボブ。それで仕方なくリードをつけ、肩に乗せて街へ出た。そしてボブと一緒に演奏を始めた。

 

するとそれまで見向きもしてくれなかった通行人が、大勢集まって歌を聞いてくれる。ボブが人の目をひき、ジェームズの人生は大きく変化する。

 

その後はさまざまなトラブルに巻き込まれるけれど、最終的にジェームズはヘロインから完全に抜ける。ずっとそばにいて支えてくれたのが、猫のボブだった。孤独だったジェームズにとって、唯一信頼できる家族だったから。

 

こうして書いているだけで、思い出して感動の涙が出てくる。猫好き、あるいは動物好きの人は絶対にこの映画を観たほうがいい。青年が更生していく物語なんだけれど、映画撮影者たちの動物に対する愛が画面に満ちているから。

 

撮影に関して、できる限り動物にストレス与えないように配慮されている。演技をさせるのではなく、普段のシーンが撮影されている。演技させられていると感じたのは、ある事件が起きるワンシーンだけだった。

 

そして驚くなかれ。ボブ候補の猫は何匹も用意されていた。ところがギターを持って演奏するシーンだと、本当のボブのように落ち着いてくれない。そこで登場した猫がいる。

 

なんと本当のボブだった!1! 

 

ボブは自分の役でこの映画の大部分に登場している。先ほどの写真の主人公は俳優さんだけれど、胸に抱かれている猫はなんとボブ。

 

そしてボブと本当のジェームズを紹介しよう。

 

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この二枚の写真のジェームズはちがうけれど、ボブはどちらも本当のボブ。歳をとったけれど、ボブはいまも元気にジェームズと一緒に暮らしている。ジェームズがボブとのことを書いた本がベストセラーになっている。現在のジェームズは、ホームレスや動物のための慈善活動に従事しているとのこと。

 

今年一番に感動した映画だった。もう一度観たいと思うほど。それでジェームズが書いた本を図書館で予約した。

 

猫と暮らすと幸運がやってくるよ。それはボクも実感しているし、きっと本当のジェームズもそう答えてくれると思う。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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