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高羽そらさんインタビュー

役目を終えると死ぬのかな?

今日は我が家の息子の誕生日。といっても保健所行き寸前の野良猫だったので、正確な日付はわからない。一応6月22日ということにしているけれど、明日は外出しないので今日を誕生日パーティーにした。

 

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13歳になった今日のミューナ。人間にすれば68歳なので、いつしか我が家の最長老になってしまった。Instagramにお祝いのケーキをアップしたけれど、もちろん代理で食べたのはボクと妻だよ〜w

 

ミューナが親孝行なのは、比較的元気でいてくれること。生後3カ月のときに死にかけたくらいで、あとは健康そのもの。それでも年齢が年齢だから、いつか別れの日が来るのは覚悟している。だからこそ何気ない日々のふれあいを、これまで以上に大切にしている。

 

この子が旅立てば、泣き暮らす日々が続くことは過去の経験上知っている。でもその悲しみも含めて、一緒に暮らすことを決めたんだからね。いつのことかわからないけれど、天寿をまっとうさせて見送るのがボクたちの責任だと思っている。

 

そう思うと、死ぬ時期って決まっているんだろうなと感じる。先日ある番組を見ていて、そのことを痛感した。

 

この前の日曜日の昼間、NHKで『あの日 あのとき その番組』という番組が放送されていた。過去の番組をとりあげることで、ゲストがいろいろと意見をのべる構成になっている。今回のゲストは石田純一さんと東尾理子さんご夫婦だった。

 

とりあげられた番組は2015年に放送された。『NHKスペシャル 見えず 聞こえずとも ~夫婦ふたりの里山暮らし~』というドキュメント。京丹後市に住んでおらえる梅木さん夫婦を追いかけた作品。

 

夫の好彦さんはずっと自給自足の生活をしておられた。実は別の番組で、一人暮らしで自給自足をされている彼のドキュメントを見たことがある。その民放の番組で好彦さんを再び訪ねたとき、結婚されていて驚いたのを覚えている。奥さんは久代さんという名前。

 

久代さんは目が見えず、耳も聞こえない。二人の会話は『触手話』という手を触れ合って伝え合う方法。この夫婦のことを覚えていたから、このNHKのドキュメント見てとても懐かしかった。

 

久代さんの生活が大変なので、自給自足の生活をやめて、山から降りて新しい自宅に住んでおられた。ご主人の好彦さんにとっては、いままでの人生を全否定されるようなものだから、相当に辛かったことだと想像する。

 

だけどこの好彦さん、まるで仙人のような人。障害を抱えた妻のために、全身全霊で尽くしておられるのがわかる。それもひたすら優しい。50歳を過ぎて初めて女性と交際して結婚した。そしてそれゆえに、結果として自分の生き方を曲げることになった。だけどそんな心痛が少しも見えない。

 

妻が幸せであることが、自分にとっての幸せであることがわかった、というようなことを話しておられた。ボクはそのときに何か強いものを感じた。

 

あっ、この好彦さんは、いまの変化を受け入れて奥さんと生きることが、最後の役目だったんだ。そう強く感じた。

 

そして2015年のドキュメントが終わったあと、現在の梅木さんご夫婦の現況が報告された。ボクの予感は当たっていた。

 

なんと今年の3月、夫の好彦さんは亡くなっていた。そのことを知ってボクも妻も涙が止まらなかった。そしてゲストのお二人も、収録中にも関わらず号泣されていた。それは夫に対する、妻の久代さんの思いが記されたメールを紹介されたときのこと。

 

人間には生まれ持った使命や役目があって、それを終えたら旅立つんだなぁと思った。本人がそんなことを自覚していなくても、何かをやり遂げてからあの世に向かうんだと確信した。だって好彦さんのピュアな姿を見ていると、そうとしか思えなかったから。

 

ミューナの役目はなんだろう?    

 

きっと何かあるんだろうな。でもミューナくん。あせらなくていいから、あわてて役目を終えなくていいよ。もう少しゆっくりしていきなよ。来年も一緒に誕生日をお祝いしようね!

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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