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高羽そらさんインタビュー

ワクチンの政治利用は最悪

今日から関西は正式に緊急事態宣言が解除される。USJでは笑顔が復活して、ショッピングモールにも活気が戻ると思う。ウイルスとの共存生活がスタートするわけだけれど、それはワクチンが完成するまでの辛抱。

 

だから世界中の研究機関がワクチンの製造に取り組んでいる。その一方で、ワクチンが政治利用される懸念があるとのこと。

 

ワクチンができてもパンデミックが終わらない理由

 

怖いタイトルの記事。だけどそのとおりだと思った。ワクチンはこれまでも政治利用されてきた経緯がある。SARSのときも、ワクチンを開発したオーストラリアが輸出制限をかけた。ただSARSの感染が終息しつつあったので、問題視されたなかっただけらしい。

 

新型コロナウイルスのようにパンデミック化したウイルスは、大勢の人がワクチンを待ち望んでいる。それゆえ最初にワクチンを完成させた企業や国家は、世界中からワクチンの要請を受けることになる。つまり国家はそれを政治利用できる。

 

たとえば中国が世界に先駆けてワクチンを完成させたとしよう。中国はウイルスを世界に拡散させたとして、欧米からバッシングを受けている。賠償金を求める訴訟も起きた。アメリカは中国に対して具体的な制裁措置を取りつつある。

 

だけど中国がワクチンを提供できる立場になれば、それを駆け引きに使える。訴訟やバッシングを取り下げることを条件にして、ワクチンの提供を認めることが可能になる。逆にバッシングを続ける国に対しては、ワクチンの提供を拒否するかもしれない。

 

これは中国に限らない。外貨の獲得で経済復興を目指そうとすれば、完成したワクチンの価格を釣り上げる可能性がある。つまり貧しい国にワクチンを届けることができず、パンデミックは終わらないというのが記事の内容。

 

どうにかしてワクチンの政治利用を防ぎたい。そのためには世界へ公平に供給体制を取れる国家がトップに立って欲しい。そういう意味では、ボクは日本に先陣を切って欲しい。日本国家が政治利用しないとは言っていない。ただどうしても事情があるから。

 

それはオリンピック。IOCのバッハ会長が、来年の東京オリンピックが開催できなければ中止になるだろうと表明した。昨日のこと。

 

日本の受け入れ体制としては問題ないだろう。ウイルスの抑制がうまくいっているから。だけど日本は大丈夫でも、感染拡大が続いている国があればオリンピックを開催できない。代表選手選考さえできない状態では無理だろう。だから日本としては、ワクチンの完成にはオリンピックの開催がかかっている。

 

ところが日本はかなり遅れをとっている。今朝の日経新聞の記事を見るとそう考えざるを得ない。

 

ワクチン量産に設備の壁 特殊な技術、欧米勢が先行

 

わかりやすいように、記事から表を抜粋しよう。

 

https---imgix-proxy.n8s.jp-DSXMZO5947110022052020EA2001-PN1-4

 

 

この表を見ただけで、日本が遅れているのは歴然。イギリスのオックスフォード大学などは、今年の9月というかなり具体的な時期を目標としている。そして何よりも大切なのは、量産する企業の存在。

 

ワクチンの開発に成功しても、量産するのが難しいらしい。ワクチン製造に関する安全面を確保できて、かつ量産できる設備を持っている企業はそれほどない。だけどオックスフォード大学と提携しているアストラゼネカ社は、年間に10億回分のワクチンを供給できる体制を整えたとのこと。すごい!

 

日本のタカラバイオ社と提携して開発を進めているけれど、欧米勢に大きく遅れをとっている。武田薬品や第一三共という企業はワクチンの製造体制を持っているけれど、今回のウイルスに対応できるRNAワクチンを量産できる企業はないらしい。厳しいよねぇ。

 

とにかくあからさまな政治利用をしない国が、最初にワクチンの開発を成功してくれることを願うしかない。日本も負けずにがんばれ〜〜!

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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