謎、謎、謎で寝られへん!
コロナ禍で世界中のアーティストたちは思うように活動できない。そんな状況なのに、コロナ以前よりも精力的に活動している人たちもいる。今年の4月以降でも、レティー・ガガはニューアルバムをリリースした。そしてほとんど予告もない状態で、テイラー・スイフトもニューアルバムを発表している。
そして10月になってニューアルバムのミックスをしているとインスタで報告していたアリアナ・グランデが、今日になってニューアルバムをリリースした。
『ポジションズ』というタイトルで、日本でも今日の午後から解禁されている。ボクはすでに2回聴いた。全体的に大人の雰囲気で、ジャジーな曲もあれば、ゴスペル風の曲もあった。噂になっていたドージャ・キャットとのコラボ曲は最高だし、ザ・ウイークエンドとのコラボも素敵な曲だった。
これから聴き込んでいくけれど、前作のアルバムを超える楽曲たちだと思う。きっと来週のビルボードランキングは、アリアナ・グランデの名前が大量に乱入して来るだろうな。
さて、続きが気になって落ち着かない小説を読んだ。さすがスティーブン・キングという前半だった。
『骨の袋』上巻 スティーブン・キング著という小説。とにかく長い。まだ上巻なのに、文庫本で640ページもあった。だからといってその長さを感じないほど面白い。さらにこの上巻ではやたらに謎がばらまかれているので、続きが気になって睡眠不足になりそうwww
主人公はマイクという作家。住んでいるのは架空の街であるメイン州のデリー。この街の名前を目にしただけで、著者のファンならヤバイことが起きることがわかる。『IT』を代表とする彼の作品で、何度も登場してきた街だから。
ところが今回は舞台が変わる。作家のマイクはデリー在住だけれど、日帰りで行ける別の街に別荘を所有している。この小説の舞台は、ほぼその別荘の街となっている。
40代のマイクは、ある日予想もしなかった不幸に見舞われる。まだ36歳の妻のジョアンナが病気で急死する。そのショックで小説が書けなくなったマイクは、自宅を離れて妻と楽しい時間を過ごした別荘で暮らすことにする。ところが次々と謎が深まる出来事に巻き込まれていく。
困ったことにそれらの謎は、この上巻では糸口さえ開示されていない。謎のまま放置されていて、下巻を読まないとまったくわからない。ということでそれらの謎をあげておこう。
『別荘の幽霊』
この別荘には幽霊が出る。この街で不幸な死に方をした複数の霊たちらしい。そのなかには死んだ妻のジョアンナもいる。ただいまのところ、この幽霊たちがマイクの味方なのか、それとも敵なのかわからない。ただ得体の知れない恐怖が常につきまとっている。
『ジョアンナの謎』
マイク夫婦に子供はいない。ところが急死した妻が病院で解剖されると妊娠していたことがわかった。ただマイクは精子の数が少ないことを指摘されていたので、どこか不審を覚えている。なぜなら妻は内緒で妊娠判定薬を購入したあと、薬局を出て急死していたから。
さらにマイクに嘘をついて、死ぬ1年ほど前から何度も別荘に来ていた。そして男性と親しげに歩いていたところを住人に目撃されている。マイクは死んだ妻がこの別荘地で何をしていたのか調べ始める。
『街の権力者とのトラブル』
マイクがたまたま救った幼児を抱える母子家庭の親子と、その義父とのトラブルに巻き込まれてしまう。義父は街の権力者で大金持ち。80歳を超えた老人だけれど、異常者の側面も持っている。孫娘を母親から奪おうとしている老人から親子を守るため、マイクは弁護士を雇って対抗する。ところが上巻のラスト近くで、義父が恐るべき凶行に及びそうな予感が提示される。
と主にこの3つが謎として残されたまま。さすがキングとしか言いようがない。こんな謎が残されたままだったら、下巻を読まないなんて考えられない。とりあえず期間が迫った他の本を読了したら、これらの謎の真相に近づこうと思っている。気になるなぁ。
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