面白い理由は名コンビの共演
人間の記憶なんていい加減なもの。映画を観ても、小説を読んでも、2回目がなければどんどん忘れていくwww
ある作品の続編が気になった。その1作目は観ている。めちゃ面白かったという印象が残っているけれど、詳しいストーリーが思い出せない。この状況で続編を観てもつまらないので、復習のために見直すことにした。
2021年 映画#107
『グランド・イリュージョン』(原題: Now You See Me)という2013年の映画。泥棒が主人公になる作品で、『オーシャンズ11』とよく似た雰囲気。
本物の魔法使いといっていい『ザ・アイ』という秘密結社が存在するといわれている。4人のマジシャンが、その『ザ・アイ』から招待状を受け取る。ある計画があって、それを完遂したら正式なメンバーとして認めるというものだった。
その4人はリーダーのダニエル、メンタリストで催眠術を得意とするメリット、トランプの名手のジャック、そして紅一点のマジシャンであるヘンリー。
4人は『フォー・ホースメン』というグループを作り、会場に観客を集めて想像を絶するマジックを見せた。全部で3度もある。
最初はラスベガス。会場で選んだ男性を数秒でフランスの銀行の金庫室へ転送し、大量の現金を奪うというもの。そのイリュージョンが成功して会場に現金がばらまかれる。
二つ目はニューオリンズ。ステージに登場した公園のスポンサーである大企業の社長の口座から、その場で預金を抜き取って会場の人間に送金して見せた。金を受け取った人たちは、その社長の会社から保険金の受け取りを拒否された人たちだった。そう彼ら4人は『義賊』だった。
3つ目も隠し金庫から大量の現金を奪い取り、それをある人物をハメるために使用する。このあたりのトリックはかなり見もので、とにかく大笑いする。この3つを完了したことで、4人は『ザ・アイ』に正式加入するというエンディング。
ちなみにネタバレしておくと、この4人に指令を出した『ザ・メン』の黒幕は、なんと彼らを逮捕しようとしていたFBIの捜査官だったというオチ。もちろん4人はそうとは知らずに、その捜査官を騙し続けた。
人が死んだように見せかけるシーンがあるけれど、誰も死なない作品。だから安心して観ていられる。トリックに関してはきちんとカラクリを明かしている。だけどCGを多用しているので、本物のイリュージョンを期待する人には興醒めする部分があるかもしれない。ボクは十分に楽しかったけれどね!
とにかくセリフがよくできていて、テンポ感が最高だった。ダニエルを演じたジェシー・アイゼンバーグがとにかく面白過ぎ。そして彼を補佐するメリットを演じたウディ・ハレルソンがさらに大爆笑を誘ってくれる。
映画を観ながら、このコンビニどこかで出会ったような気がした。しばらく考えてようやく思い出した。
そう、『ゾンビランド』のコンビじゃないか〜〜〜! あの映画も二人の軽妙な会話で、ゾンビ映画なのに笑い転げてしまった。それぞれに続編があるから、この二人は4作も共演している事になる。そりゃ息が合っているはず。
こうなると続編が楽しみで仕方ない。近いうちに観るとしよう。
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