明晰夢で使える戦闘法だな
明晰夢でもっとも楽しいのは、体験している世界をカスタマイズできること。『インセプション』という映画を観たことがある人なら、その雰囲気を理解してもらえると思う。まさにあのとおりだから。
明晰夢は自分の想像したものを物質化することができる。当然ながら怖がりの人は、幽霊や怪物を出してしまうだろうけれどね。ハリーポッターでボガートと呼ばれている『まね妖怪』と同じようなことになってしまう。
とにかく考えたことをすぐに具現化できる。ボクはDCコミックにくわしくないけれど、そんな技を使えるヒーローがいた。同じコミックのスーパーマンやバットマンとちがって、この戦闘法は明晰夢でやってみると面白いかも。だからボクはこのヒーローが好きになってしまった。
2021年 映画#151
『グリーン・ランタン』(原題: Green Lantern)という2011年のアメリカ映画。この見た目なので興味のなかったヒーローだけれど、ボクの好きなライアン・レイノルズが主演していて、恋人役を超美人のブレイク・ライブリーが演じている。だから見逃すのはもったいないので観ることにした。
ちなみにこの二人は夫婦。ボクは知っているはずなのにすっかり忘れていて、この二人はいい感じだなぁと思っていた。それで妻に話していると二人が夫婦だと思い出させてくれた。2012年に結婚しているから、この映画が交際するきっかけになったんだろうね。
ちなみにライアン・レイノルズはこの映画に出たことを後悔しているらしい。続編が匂わしてあるのに制作されていないのは、いまいちの評判だったことと、彼の意向が影響しているのかもね。
だけどボクとしてはめちゃ楽しめる映画だった。酷評されているのがわからない。CCもよくできていたし、テンポ感もよくて最後までワクワクさせてもらえた。そして他のヒーローとちがって、想像したものを武器として使うのが最高。今度明晰夢でやって遊んでみようと思うほど愉快だった。
主人公のハルは無鉄砲なパイロット。ただ同じパイロットだった父親の事故がトラウマとなっていて、心の奥底に『恐怖』を抱えている。だから追い込まれるとその『恐怖』に打ち負かされそうになっていた。
宇宙にはグリーン・ランタンと呼ばれる全銀河を守護する宇宙警察機構が存在している。地球人は未加入だけれど。ところがパララックスという怪物によって、グリーン・ランタンは恐ろしい攻撃を受けていた。最強の戦士だったアビン・サーはパララックスによって瀕死の重傷を負う。
そこで彼は後継者を探す。彼の指輪が指名したのがハルだった。ということでハルは亡くなったアビン・サーの遺志を継いで、地球人として初めてのグリーン・ランタン戦士となったという物語。といってもそう簡単にはいかない。彼は訓練を受けるけれど『恐怖』があることで戦士として使い物にならなかった。
ところが敵のパララックスは相手の『恐怖』を食い物にしている。『恐怖』を見つけ出すことで、相手の魂を奪い取ってしまう。つまり『恐怖』を抱えているハルが勝つためには、『恐怖』を克服しなければいけない。映画のテーマはそこにフォーカスされている。
結論としては誰も勝てなかったパララックスを倒したのはハルだった。その方法も映画の冒頭で伏線が貼られている。最強の無人戦闘機と戦う訓練のとき、ハルはある方法でその戦闘機を撃ち落とした。それはルール違反の方法だったけれど、その戦い方がパララックスとの死闘に応用されている。
ボクとしては是非とも続編を観たい。今度は夫婦としてこの二人に出演して欲しいけれど無理そうだなぁ。かなりいい映画なんだけれどね。
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