犬が飼い主へ電話できる時代
ボクと妻が京都で共働きをしていた当時、先代猫はいつも留守番だった。まだスマートフォンなんてない時代だから、いまのように留守中の様子を動画でチェックすることなんてできない。
いまならペットたちが留守中にどう過ごしているかを知ることはできる。だけど彼らが寂しい思いをしているのは昔と同じ。そこでこんな装置が開発された。
犬から人へ電話をかけられる「DogPhone」 愛犬は飼い主にどのくらい着信を入れるか検証
なんと犬の意思で電話をかけられる装置で、その名は「Dog Phone』。スコットランドとフィンランドの大学研究チームが開発したもの。犬が使うのはもちろんスマートフォンではなく、ボール型のIoTデバイス。写真を見ると、普通のオモチャにしか見えない。
この写真のワンちゃんがくわえているボールには、加速度計、磁力計、ジャイロスコープ等のセンサー、マイコン、そしてバッテリーが搭載されている。犬がこのボールをくわえて動かすことで、近くにあるスクリーンで音が鳴る。そして自動的に飼い主に電話が入る。
飼い主が電話に出ると、スクリーンに顔が写って犬とコミュケーションを取ることができる。犬は頭がいいから、ボールを操作することで飼い主に会えることを覚える。つまり寂しくなって顔を見たいと思うと、犬の意思で電話をかけられるという装置。すごいよね!
もちろん飼い主からもかけられる。飼い主が電話をすると、スクリーンで音が鳴る。それに合わせて犬がボールを動かすと、同じように顔を見ながら会話できる。その結果がメチャ面白い。
最初の2日間で犬からの電話は18回。まるでストーカーwww そして飼い主の顔をスクリーンで確認すると、お気に入りのオモチャをスクリーンまで運んでくるとのこと。可愛すぎてキュン死しそう。
ただあまりに回数が多いので、センサーの感度を調整した。すると7日間で合計35回、1日平均で5回の通話に落ち着いたそう。まぁ、これならちょうどいいかな。ちなみに飼い主がかけても出てくれないらしい。このワンちゃん、ちょっとツンデレ?
偶然にボールを動かすことで通話が開始する場合もあるので、このボールを動かせば飼い主と会えるという認識をさせるためには、多少の訓練が必要になる。それでも覚えたら犬の意思で電話をかけてくるわけだから、飼い主は何をしていても電話に出ようと思うはず。
でもこれは犬限定だろうな。もし猫に同じ装置を与えても、使い物にならない気がする。犬より知能が劣るというわけじゃなく、猫は飽きっぽくて気まぐれ。さらに一人でいることが基本的に嫌いじゃない。だから安全な環境なら留守番を楽しむ傾向があるので、わざわざ飼い主の顔を見たいと思わない気がする。
猫のために装置を自宅に置いても、ちっとも鳴らない電話に飼い主の方が寂しい思いをしそう。もし電話があったとしても、お腹が空いたとか、オシッコをしてやったぜ程度の電話だろう。最悪なのは布団の上でキャットフードを吐いてしまいました、という連絡だろうなwww
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