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高羽そらさんインタビュー

感動で心が震えた愛の物語

できる限りを映画を観ているつもりだけれど、人間の一生では短すぎるほど多くの作品がある。だから見逃している良作は山ほどあるはず。といってすべてを観るのは無理なので、ある程度直感で選んでしくしかない。

 

以前から気になっていたタイトルだけれど、ついスルーしていた作品があった。ある映画と似ているタイトルのなので、どことなく同じような作品だと感じてスルーしていた。その似ている作品とは、ケイト・ウィンスレットが主演した『愛を読むひと』と言う映画。

 

とても素敵な作品で、かつケイト・ウィンスレットのヌードも堪能できる作品。感動したので原作を読んだほどいい映画だった。その映画にタイトルが似ているだけで、見逃していた作品をようやく観た。もちろんまったくちがう内容で、感動の涙なしでは観られない愛の物語だった。

 

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2022年 映画#70

『きみに読む物語』(原題: The Notebook)2004年のアメリカ映画。『愛を読むひと』と共通しているのは、ある人物がある人物に物語を読み聞かせするというところだけ。なぜもっと早く観なかったんだろうと後悔するほど素晴らしい作品だった。

 

まだ若いライアン・ゴズリングとボクの好きなレイチェル・マクアダムスが共演している。写真の雰囲気でわかるように、この二人が登場するのは1940年のこと。これから戦争が起きようとしている時代。

 

でも映画の冒頭は現在で、ある老人男性が認知症の女性に物語を読み聞かせている場面で始まる。その物語に登場するのが最初の写真の若い二人。そして現在の老人たちはこの二人。

 

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この男性の語りに合わせて、ライアン・ゴズリングの劇中劇が進行する。物語の舞台はアメリカ南部のシーブルックと言う田舎町。お金持ちの娘のアリーは夏にシーブルックの別荘で家族と共に過ごしていた。ある日、ノアと言う名の男性と出会って恋に落ちる。

 

だけどノアは貧しい家庭に育ち、未来の生活は厳しい。アリーの両親の強烈な反対によって二人の夏の恋は終わってしまう。ところが二人は運命的な出会いをしてしまい、互いのことを思い合っていた。だけどアリーの母親の悪意ある行動によって、二人は完全に引き裂かれてしまう。

 

そして7年後。アリーは富豪の弁護士と出会って婚約していた。そんなとき、アリーはノアの消息を知る。それは彼女とのある約束を守ったことを証明する写真だった。結婚前に自分の心に決着をつけたい。そう思ってノアとの再会を果たしたアリーは、母の悪意をある行動を知って動揺する。

 

想像どおり二人の恋は再燃する、そこからバタバタな出来事があって、最終的にはアリーはノアの元にやってくるという結末。老人が読み聞かせた物語とは、ノアとアリーの二人が愛を貫いたというラブストーリーだった。

 

ここまでくると想像できるように、この二人の老人こそがノアとアニーだった。アニーは認知症で、夫のことも、子供や孫のことも忘れている。だけどこの物語を読み聞かせると、いつも奇跡が起きる。アニーが最終的にノアを選んだ場面で、自分がアニーだと思い出す。そして夫や子供たちのことを認識できる。

 

年老いたノアは、愛するアニーに会いたいために物語を読み聞かせていた。ところが記憶を取り戻してもいつも5分ほどで戻ってしまう。そのシーンを観たときは、本当に切なくて号泣してしまった。そして感動のエンディング。

 

このラストシーンにリアリティはないかもしれない。でもボクはこの終わりかたがベストだと思う。二人の愛し合う姿を見て、またまた号泣してしまった。それはノアが物語を読み聞かせたことによって本当の『奇跡』が起きたんだと思う。

 

その『奇跡』がどんなものか知りたい人は、是非とも映画をどうぞ。絶対に観て後悔しない、素晴らしい愛の物語だと思う。ということで、さっそく原作小説を図書館で手配した。もう一度ノアとアニーに会いに行こうと思う。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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