あぁ、オリビアが逝ってしまった
今朝のツイートを見て、ショックのあまりしばらく何もできなかった。昨日の8月8日、オビリア・ニュートン=ジョンが他界した。73歳だった。
ボクにとって彼女は天使であり女神でもある。30年以上前から乳がんの治療を受けていたのは知っていたけれど、最近になって再発しているのは知らなかった。本当に悲しい。そして寂しい。今日はずっとオリビアのことばかり考えている。
ボクを洋楽の世界に導いてくれたのは、小学校の低学年のときに親戚にもらったビートルズの『Let It Be』のレコード。だけど本格的に洋楽の世界にハマったのは、中学生になってカーペンターズとオリビア・ニュートン=ジョンの曲に出会ったから。
言うまでもなく初めて聞いたオリビアの曲は『そよ風の誘惑』。この曲をFMラジオで聞いたとき、あまりの美しさにそれまでの音楽概念がぶっ飛んでしまった。ボクは映画や洋楽タイトルの邦題は嫌いだけれど、この曲に関しては素晴らしいと思う。もちろん『Have You Never Been Mellow』というタイトルも好きだけれど。
だから中学1年生のとき、お年玉でこのアルバムを買った。
いまでもこのアルバムの曲はすべて歌詞を覚えている。数えきれないほど聴き込んだから。この曲と同じくボクを打ちのめしたのがカーペンターズの『オンリー・イエスタデイ』という曲。そのカーペンターズのカレンもすでに故人。実はこの二人、プライベートでも仲が良かったそう。
とても素敵な写真。いまごろオリビアはカレンと再会しているんだろうか。もし二人がデュエットしているのを聞けるなら、体外離脱してあの世に行きたいと本気で思ってしまう。
ということで、ボクを洋楽の世界に引き入れてくれた曲をリンクしておこう。
今日のボクは追悼気分一色なので、もう少しオリビアについて語らせてもらう。1978年に来日したとき、ボクは京都で彼女のコンサートに行った。場所は京都府立体育館だった。一緒に行ったのが、なんと中学生のときに不良ナンバー1だった男。
そのNという男とは中学校時代のワル仲間。ボクは洋楽しか聞かなかったけれど、そいつはキャロルやクールスというヤンキー風バンドの曲しか聞かない。だけど二人の趣味が合ったのはこのオリビアだった。矢沢永吉さんが映るLPジャケットの間から、先ほどのオリビアのレコードを見つけたときに二人で抱き合ったのを覚えている。
いまでもライブの雰囲気を覚えているけれど、生で見るオリビアの姿は本当に天使が舞い降りたようだった。それもかなりいい席で、すぐそこに女神がいると思うだけでドキドキした記憶がある。「愛してます」という日本語が「アイテマス」となってしまうのがまた可愛い。
だから映画の『グリース』が公開されたときは、記憶しているだけでボクは3度は映画館に行った。もちろんビデオやDVDでも数えきれないほど見ている。共演しているジョン・トラボルタとのコラボ曲はいくつもあるけれど、グリースでおすすめはオリビアがソロで歌っているこの曲が最高!
『Hopelessly Devoted To You』というタイトルで、邦題は『愛すれど悲し』となる。可憐なオリビアの姿と美しい歌声を聞いてほしい。
ジョン・トラボルタのInstagramをフォローしているけれど、今日の朝早くに彼はオリビアに対する追悼の投稿をしていた。プライベートでも親友だったからなぁ。ということで彼とのおすすめのコラボ曲を紹介しよう。『グリース』ではなく、『セカンドチャンス』という映画で共演した時の曲。
この映画は死んでも生まれ変わって出会う二人を描いた作品。とても素敵なラブストーリーなので、まだ観ていない人はオススメだよ。『Take A Chance』という曲で二人はデュエットしている。いい曲なのでこれもリンクしておこう。
そしてオリビアの出演映画で絶対に外せないのは『ザナドゥ』という作品。ボクが一番愛している作品で、オリビアがミューズの役を演じている。これが最高に可愛い。本当に女神にしか見えないからね。ミュージカル映画としても素晴らしく、ボクは『グリース』よりも多く観ていると思う。
ということで、最後はこの映画のタイトルナンバーをリンクしておこう。
本当に悲しい。今夜はこの自分のブログを見ながら、もう一度これらの曲を聴いてみよう。実は昼間に聴いていて、やっぱり泣いてしまった。また泣いてしまうだろうけれど、今日は追悼の日だからいいだろう。オリビア、本当にありがとう! 心からのご冥福を祈っています。
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