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高羽そらさんインタビュー

ドラえもんのせいで、涙腺ボロボロ

今日から9月。神戸の子供達は今日が始業式のようで、久しぶりに朝から賑やかな声が聞こえていました。秋雨前線の影響を受けている関西ですが、お昼過ぎまでは雨が降らなかったので、子供達にはちょうど良かったですね。いよいよ夏が終わったと感じています。

 

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昨日の散歩中に撮影した写真です。秋を感じますね。スーパーでは梨やリンゴが出回ってきましたので、毎日美味しくいただいています。私にとって秋と言えば、やっぱりフルーツですね。

 

お昼過ぎまで比較的安定した天気でしたが、午後3時過ぎから急変しました。突然空が暗くなり、雷の音と共に強い雨が降ってきました。近くの公園から、久しぶりに友人と会った子供達が楽しげに遊ぶ声が聞こえていましたが、どしゃ降りの雨で退散したようです。雨はやみましたが、外はすっかり静かになりました。

 

さて自宅にこもっていた私も、どしゃ降りになってしまいました。それは雨ではなく涙です。午後から録画した映画を見て、涙腺がボロボロになってしまいました。

 

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『STAND BY ME ドラえもん』という、2014年に公開された日本のアニメ映画です。

 

映画館に洋画を観に行った時、この映画の予告編を見て「劇泣き」してしまいました。これはレンタルして絶対観よう、と思っていました。でも先日、ちょうどいいタイミングで地上波放送されたので、録画して今日の午後から観ることができました。

 

もう大変でした。アニメをみてこれだけ泣くとは思いませんでした。シンプルでわかりきったストーリーなのですが、それだけに私の琴線をストーレートに揺さぶります。3DCGという、三次元コンピューターグラフィックスを使って製作されたアニメですので、実写のようにリアルな映像にも感動しました。

 

監督の一人に『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの山崎貴さんの名前があったので、そのリアルな映像に納得です。アニメの舞台は1970年代の半ば。ちょうど私がコミックのドラえもんを必死で読んでいた子供時代の頃の設定です。まさしく昭和の家でした。街でした。さすが山崎さん。

 

過去のドラえもんで使われたストーリーが再構成されていますので、マニアの方には珍しくない設定かもしれません。もちろんお馴染みの道具が次々と登場します。でもこれは子供向けの映画ではなく、1970年代に子供時代を過ごした私たちの世代に向けた映画だと思いました。だから心を揺さぶられるのです。

 

ひいひい爺さんののび太を救うため、未来からドラえもんを連れてやってきたセワシ。そしてのび太を幸せにしなければ未来に帰れない、というプログラムをドラえもんに設定します。未来に戻りたいドラえもんは、必死でのび太を幸せにしようとします。

 

でもそれはのび太の依存心を助長させるだけになります。。ドラえもんがいなければ、何もできない人間になってしまいます。でもそんなのび太が、ひょんなことから未来に行くことになりました。そして大人になったしずかちゃんを死なせそうになります。その時助けてくれたのが、大人になった未来の自分でした。私はこういう設定に弱いのですよね。

 

結局その事件がきっかけで、のび太は目覚めます。自分の人生は自分が創造していることを、ようやく理解するのです。そしてついに心のそこから「僕は幸せだ」という言葉を発することになります。それは同時にドラえもんとの別れを意味していました。そこから涙、涙、涙、でしたね。映画の『E.T』のラストシーンを思い出しました。

 

美人のしずかちゃんと将来結婚することが幸せなのか、と揶揄する方があるかもしれません。でもそのような意見は、この映画をきちんと観ていない証拠だと思います。のび太は未来でしずかちゃんと結婚できるから、自分が幸せだと感じたわけではありません。それは単なるきっかけです。

 

誰かに依存することなく、自分にふりかかった困難に向き合ったことに対する喜びです。決して逃げず、自分を助けることができるのは自分だけだと、未来の経験で確信したからだと思います。こんな僕でもできた、という達成感と充実感が、「僕は幸せだよ」という言葉をのび太に言わせたのでしょう。

 

私が子供の頃からドラえもんという漫画は存在しています。そして現代の子供にも、認知されているキャラですよね。最近のアニメは見ていないのでわかりませんが、きっと私が子供の頃に感じていた同じものを、今の子供達も感じているのかもしれませんね。

 

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コメント (2件)

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  1. 暁美ほむらさん、コメントありがとうございます♩

    おぉ、映画館で観られたのですね!
    この映画の予告編はかなり上手く編集されていましたので、ノックアウトされてしまいました。
    予告編でもウルウルしましたが、本篇でもしっかり泣かせていただきました(笑)

    それにしてもドラえもんは息の長いアニメですね。
    私の子供の頃からあったのですから、本当にロングランです。
    映画も007シリーズを追い抜きましたか! きっと世代を超えて伝わる何かがあるのでしょうね。

  2. こんにちは、紹介されてた作品、私映画館で鑑賞しました。
    原作コミックの感動エピソードを上手く3DCGで映画化してますね、
    私も原作コミックのさよならドラえもんのエピソードは感動したし大好きな話でも あるので、どうCG化するのかドキドキでしたが、原作の感動を忠実に再現してて良かったです。
    ドラえもんの映画は1979年ののび太の恐竜以後36年間(声優が交替した年だけは休んだけど)
    毎年公開されてるんですよね、すでに007シリーズ(年数は007ですが)を追い抜いてるそうですね、
    これからも作られつづけて記録を伸ばしていくんでしょうね


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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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