高羽そらさんインタビュー

答えはひとつじゃない

つい最近まで冬枯れで愛想のなかった山に、ようやく新緑が目立ってきた。花も美しいけれど、若葉の輝きは生命の息吹をまざまざと感じる。

 

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今朝、自宅を出たときに玄関から撮影した景色。山のすそのは若い緑におおわれていて、山頂付近は山桜が花をつけている。もう半月もすれば、この景色全体が新緑に染まる。

 

毎朝この木々から、ウグイスが美しい啼き声を聴かせてくれる。窓を開けて朝食をとりながらその声を聴いていると、料理の美味しさが数倍増しになるような気がする。

 

過ごしやすい今の時期は、たまっている物事を片付けるのに最適だと思う。映画だけでなく今はふたつの連続ドラマを観ている。『火花』と『おんな城主 直虎』だ。一時期は3週分くらいはたまっていたけれど、ようやく追いついた。

 

『火花』は全10回で、今日は8回目を観た。そして視聴率低迷らしいけれど、ボクは『おんな城主 直虎』も大好きで楽しみにしている。個人的に戦国時代が好きなせいかもしれないけれど、客観的に観て面白いと思うけどなぁ。

 

ボクがイチ推しなのは、小林薫さんが演じている南渓和尚。シリアスでありながら、どこか飄々とした雰囲気がいい。この和尚のセリフで心に残っているものがある。

 

主人公の直虎がまだ少女だったころ、ある質問をしている。幼なじみの鶴と亀と一緒に悩んでいたことだ。その質問に対して、和尚はこう答えている。

 

「答えはひとつとはかぎらんぞ!」

 

いいよねぇ。物事の本質をついているセリフだと思う。そしていつもボクが考えていることでもある。

 

真実や真理なんて、ひとつじゃない。百人いれば百人の現実がある。誰だって自分が真実だと思っていることを信じて生きている。それが他人と同じであるわけがない。ましてやたったひとつの真理を求めるなんて、路頭に迷うだけになってしまう。

 

ところがスピリチュアルに関心がある人は、その傾向が他の人より強い。自分が悩んでいること、疑問に思っていること、そういうことについて、完璧なひとつの答えを求めようとする。

 

自分で必死になって考えるのならまだいい。ところがそれを他人に求めようとする人が多い。自分のうちにしかない答えを外に求めるものだから、当然ながら迷いの世界に取り込まれてしまう。

 

ホタルの歌のように「こっちの水は甘い」と言われたらすぐに飛びつく。だけどちがう方向から「こっちの水のほうが甘い」と言われると、すぐに移動する。甘いと言う人にとっては真実かもしれないけれど、自分にとってそうだとはかぎらない。どちらかといえば、ちがうと思っているほう怪我が少なくてすむ。

 

他人の意見を参考にするのは大切。耳をかたむけることを怠ってはいけない。だけどそこにたったひとつの真理を見つけようとする態度は、自分を苦しめるだけになってしまう。ましてや高いセミナー料金を払っていたりしたら、それは究極の真理だと信じたくなってしまう。

 

ボクがブログで体外離脱の経験を極力書かなくなったのは、そういう理由だから。ボクにとっての真実が、他人にとっては弊害になるかもしれない。だからそんなことを軽々しく口にできない。

 

もし究極的な真理が存在するとしたら、それは『すべてはひとつである』ということだけ。

 

本当はたったひとりしか存在していない世界なのに、それでは自分を知ることはできない。それで他者という存在を創造した。それゆえ、この現実世界では孤独や分離を体験する。

 

大切なものから切り離されたように感じ、すべてを自分の意思で決めなけれがいけない、という不安と責任感に押しつぶされそうになる。周囲の人間が、自分とちがうことばかり言っているような気がする。誰とも分かり合えないように感じる。

 

それは当然のこと。それが現実世界なのだから。分離したという錯覚を体験している最中なのに、たったひとつの答えを求めることに無理がある。それは『すべてはひとつである』という隠された記憶によって、本能がつき動かされているだけ。

 

だから自分の答えは、自分で見つけるしかない。どれだけセミナーに行っても、本を読んでも、参考意見のリストが増えるだけ。最終的には、自分の内側から答えを探さなくてはいけない。

 

なぜならこの世界を創っているのは自分だから。自分が信じたものだけを現実として知覚している。だから現実社会に不満を言っても、ストレスが溜まるだけ。自分の信じていることしか、見ることができないのだから。

 

南渓和尚の言葉は、そういう意味では的を得ていると思う。今日発見したと思った答えが、明日にはまったく役に立たないことだってある。それはその発見によって、自分が成長して変化したから。その答えはもう必要ないということ。

 

大河ドラマだって、これだけのことを考えることができる。さてさて、これからのドラマの行方が楽しみになってきた。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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