あなたは、正しい「ドライフード」の保存をしていますか?
愛犬や愛猫に食べさせている「ドライフード」。
皆さんは「ドライフード」を正しく保存していますか?
ドライと言っても「食べ物」です。
扱いによっては質を悪くしますし、実は繊細な食べ物です。
そのため、袋を開封した後に
数日~数週間かけて食べ切るという家庭が多いと思います。
この時、必ず、しっかりと密封して保管しているかどうか
確認してくださいね。
ドッグフードが入っていた袋をそのまま使用して
保管する人も多いと思いますが、ジッパー付きのものでなければ
どうしても空気が入ってしまい
湿気などでカビや雑菌が繁殖しやすいだけでなく
ドッグフードが空気に触れて酸化することで
成分が変質してしまうのです。
ドッグフードが湿気や酸化などによって品質低下してしまうと
風味が落ちるだけでなく、栄養が損なわれたり腐敗したりして
犬の体に悪影響を及ぼすことがあります。
また、カビや細菌が繁殖して食中毒を招くこともあるので
十分に注意してください。
傷んだドッグフードを食べることで、
下痢や嘔吐などの症状を引き起こすこともあります。
開封後のドライフードは、
ジッパー付きの袋に小分けにして入れておいてください。
また、半生やソフトドライと呼ばれるタイプのドッグフードは
水分の含有量が多いため、カビが発生したり腐ってしまったりする
可能性がドライフード以上に高まります。
このようなタイプは、できるだけ小さなサイズを購入したうえで
1〜2日分程度に小分けしておいて
早めに食べ切るようにしましょう。
あとは、保存場所にも要注意です。
直射日光が当たる場所や温度が高くなりやすい場所
湿度の高い場所に保管すると、品質が劣化しやすいので注意しましょう。
開封・未開封を問わず、年間を通してドッグフードの保管は
冷暗所で行うようにすることをおすすめします。
実は、キッチンは湿気や熱がこもりやすいので
しっかりと密封したり収納している棚の中の換気を行ったりと
注意をしてあげてくださいね。
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