[gtranslate]

保護犬を迎える前に。。。

今、ようやく浸透しつつある言葉「保護犬」。
「保護犬」と言うと思うのが
飼い主に捨てられた犬や野犬として生まれた子たちが
保護団体や愛護センターで保護されている
という意味で認識されている事と思います。

 

最近では、ブリーダーや販売業者いわゆる、ペットショップが
経営破綻したことにより、レスキューされる子たちも増えています。

 

その一方で、「多頭飼育崩壊」というものも起きており
飼い犬が子犬を生み、去勢や避妊をしなかったことで繁殖しつづけて
飼育が困難になってしまう事です。

 

飼い主さんがご高齢で体力的、経済的
あるいは痴呆症になってしまい飼育困難の場合もあります。

 

ほとんどがわんちゃんが、成犬だけと思われていますが
子犬もたくさんいます。
雑種やミックスも多いですが、純潔な犬もいます。
生まれた時からのサイズオーバーや欠陥を持っている子
障害を生まれつき持っている子たちもいます。

 

家族に迎える選択肢として
「保護犬」を入れて欲しいと思います。

 

ただ「保護犬」をお迎えするときに
気をつけるべきことがあります。

 

「心に傷を負った犬と真剣に向き合うことができるかどうか」
と言う事です。
愛護団体にいる、ほとんどの子は
心に大きな傷を負っています。

 

保護されるまでの間、粗悪な環境にいた犬もいますし
放浪し、生きるか死ぬかの毎日を送っていた子。
虐待受けてしまった為に、人間不信になっている子が
いないとは言い切れません。

 

そう言った部分の理解があるかどうか
一生涯お世話を続けることができるかどうか
これらを、考えて欲しいです。

 

手に負えないから
思っていた子と性格が違うから
と同じ「保護犬」に戻させてしまってはいけないのです。

 

何があっても、どんな子でも
「一生涯お世話をし続けるぞ」
という覚悟がなければ
保護犬を迎える事、わんちゃんを迎える事は
今一度考え直した方がいいかもしれません。

 

「命を引き受ける」
と言うことは、そう言うことではないでしょうか?

 #子犬#保護犬#虐待#人間不信#保護団体#多頭飼育崩壊#ブリーダー#獣医師#動物病院#佐藤貴紀

Diamondo Blog イチオシ芸能ニュースもっと見る

ピックアップブロガーもっと見る

インタビュー特集もっと見る

 

佐藤貴紀|さとうたかのり(獣医師)プロフィール

プロフィール画像

佐藤貴紀(さとうたかのり)
生年月日:1978年2月6日生まれ
血液型:A型
出身地:東京都町田市出身

プロフィール詳細 »

読者になる

このブログの更新情報が届きます。

このサイトの責任は所属しているオルタスジャパンにあります。お問い合わせ、クレーム等は本人ではなくオルタスジャパンのこちらのメールアドレスまでお願い致します。catch@ortus-japan.co.jp
本人には絶対に連絡しないようにお願い申し上げます。

ブログモバイル版

携帯ではこちらのQRコードより ご確認ください

http://www.diamondblog.jp
/official/takanori_sato/

佐藤貴紀|さとうたかのり(獣医師)アーカイブス

佐藤貴紀|さとうたかのり(獣医師)カテゴリー

佐藤貴紀|さとうたかのり(獣医師)カレンダー

2023年10月
« 9月   11月 »
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031