悪性癌「血管肉腫」
わんちゃんの一番多い死亡原因の病気は「癌」です。
様々な「癌」がありますが
一番、困難なのが「血管肉腫」と言う「癌」です。
写真の子は、僕のマネージャーの子で12歳のヨークシャテリアの
女の子、キャンディーちゃんという、僕の患者さんでもあります。
子犬の時から見てきました。
2月に肝臓が破裂して、手術で一命は取り留めたものの
「血管肉腫」と言う、病理検査の結果が出てしまいました。
しかも、転移が術後に認められていたので、抗がん剤治療をして
延命しても、どこまで生きられるか、進行性の癌だけにハッキリ
言い切れない部分があります。
マネージャーはネットで
手術のみは3ヶ月
手術と抗がん剤は6ヶ月
転移が認められた場合の手術と抗がん剤投与の生存率は不明。
1年生きる子は10%の生存しかない。
と言うのを見てしまったみたいで、随分落ち込んでいました。
しかし、3ヶ月を迎えて、今「4ヶ月」に入ろうとしています。
その子、その子の生命力はことなるのですが
この子の場合、様々な奇跡的な事が起こり「生命力」に驚かされます。
そう、マネージャーに言うと…
「いや、それだけではないですよ。
抗がん剤は使う量や使用するお薬によって大きく
副作用も関わると人間の医師に取材で聞いた事があります。
動物も人間のお薬を使っているので同じです。
今髪の毛が抜けている以外は
副作用が出てきていないのは、佐藤先生のおかげですよ。」
と言っていただけたのですが、
いくら、どんなに獣医師が「生きて欲しい」と思って治療しても
その子が「生きたい」と思ってくれなければいけません。
効果が出ません。
ペットは言葉を話せないので
治療していても、本当はどう感じているのかは表情や仕草
病気の場合は検査結果でしか、判断できませんので
明確には分かりませんが、少しでもペットの気持ちを読み取り
感じてあげる事が大切ではと思います。
マネージャーのキャンディーちゃんも必死で戦っています。
生きたいと目がキラキラしています。
目の力があります。
血管肉腫と言うのは「血管」に腫瘍ができる癌ですので
全身に血管があると言うことは全身に癌が回っていると言っても
おかしくありません。
本当に頑張っていると思います。
今は、落ち着いていますが
猛暑のこの夏。
健康の子でさえ厳しい夏の歳になりそうですから
キャンディーちゃんにも乗り越えて欲しいと思います。
できる限りの治療はしてあげたいと思います。
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