ウソツキ

古来プロボクサーは少なくとも進退に関してはウソツキであることが多く、

古くはシュガー・レイ・レナードしかり、

最近ではマニー・パッキャオしかり、

引退を明言しておきながら、やっぱりもう一度やるなどと言いだした選手は枚挙にいとまがない。

 

翻って日本のボクシング界を見れば・・・

これも何人かビッグネームがすぐに浮かぶが、

それを言いだすと色々差しさわりがあるので、あえて触れない。

 

かくいう自分は、決してそうなるまいと心に決めて選手生活を送ってきた。

しかしながら、自分自身が今まさにウソツキになろうとしている。

 

タイでの試合前、

CT、MRI検査で脳に影が見つかったことはすでにお伝えした。

そして、タイでの試合が最後の試合になるだろうとも書いた。

その当時の自分の認識では、

CT等の検査で脳に影が見つかった場合、原則試合はできない、

開頭手術をした選手はもう試合をすることができない、

よって脳に影が見つかった選手はもう引退するほかない。

・・・そう思っていた。

 

帰国後、再びCT検査を受けて、やはり影はあったのだが、

驚くべきことに、影がCTに映らなくなればまた試合ができるようになると知らされ、心底びっくりした。

 

映らなくなればいい??

そういう問題なの?

 

一方で、なんだか拍子抜けしてしまったが、

他方では悩みに悩んだ。

 

いつ影が映らなくなるかわからないからだ。

 

もう自分は決して若くない。

それにもかかわらず、

いつ復帰できるか、そもそも復帰できるかも確証が持てないのに、

果たしてがんばれるだろうか?

 

もう一つ悩んだのは、

影が見つかって、

引退以外の選択肢はないとおもっていたため、

あっちこっちでいろんな人に

「引退します」宣言をして回っていたことだ。

 

ここで、現役続行などと言いだしたら、

自分も晴れてウソツキの仲間入りではないか・・・

 

数日悩んだが、

(本当に悩んだ)

このほどようやく決心がついた。

 

僕はウソツキになろう。

 

 

いつになれば影が映らなくなるのか、それはわからない。

しかしまた試合ができる可能性があるのに、

ここであきらめてボクシングをやめてしまえば、

一生後悔するような気がするのだ。

ほんの少しでもまだ続けられる可能性があるのであれば、

その可能性にかけてみたい。

 

そんなわけですので、

引退云々を僕の口からきいた方は、

今度会ったら、どうぞウソツキと罵倒してやってください。

 



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坂本尚志プロフィール

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坂本尚志(さかもとたかし)
生年月日: 1981年8月15日
血液型: O型
出身地: 福井県福井市
休日の過ごし方: 仕事ときどき昼寝

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