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『MERDE~Sweet bitter memory~』の感謝の話

まつらぎまる 朗読ミュージカル公演!

第3回が終わりました!!expression/eps_happy01.gif

 

本当に久しぶりに、3年ぶりに劇場に立ってお芝居をしました。

オファーいただいた時にコロナが怖くて少しだけ悩みました。

ミュージカルは大人数だし、

数か月後にどんな状況か分からないし。

 

でも、やっぱりミュージカルが好きで、

求められることが嬉しくて。

 

来られる方は少ないかもしれないけれど

それを押して来てくださる方の人生がワクワクするような

私みたいに、ミュージカルやりたい!って思う人が増えるような

そんな素敵な舞台ができたらいいなと。

 

悩んだといっても、きっと私は悩んでなかったのだとも思います。

 

 

稽古は実は個人的には難儀しておりまして、

始まってすぐ稽古とは関係ない所で背中と首を痛めてしまい、

完治したのは本番の直前でした(間に合ってよかった)

 

ダンスの手練れの方々との溝を少しでも埋めなくてはいけなかったので

もっともっと練習したいけど、

無理できない日々の稽古はなかなか歯がゆかったです。

 

 

お芝居の方でも、

自分が出られる限られた稽古日の中で考えることが多く

自分の出番のない時に反省や修正をしていて

なかなか他の方のシーンをじっくり見る余裕がありませんでした。

それでも自分のシーンもしっくりこなくて

ロザンヌにはなにか足りない気がする

どこか偽物っぽい

自分の表現したいものが表現できない、とずっと悩んでいました。

正直今回は、

ほとんど余裕なく、

自分のことに精一杯な状態で

最終の二日間の通し稽古を迎えてしまったのです。

 

 

その通し稽古の初日ことです。

M2と言われるみんなでダンスレッスンをしながらオーディションを受けるシーン。

途中でオーディション生たちの休憩のアドリブマイムの時間があります。

その時、マーゴを演じる水野愛日さんから

「下手に人が多すぎるから

立ち位置を変更してロザンヌ(私)に話しかけに行っていい?」と言われました。

マーゴは私と同期の友人でライバルのような役で、

台本上では、憎まれ口を叩きあっているようなシーンの多い印象でした。

M2が始まると、マーゴがすすーっと私のところにきて

アドリブで、優しい声でこう言いました

「さっきの電話大丈夫?なんかあった?」

 

(えええ…)

びっくりしました。

これは私が物陰で、元旦那と電話で喧嘩をしていたあとのシーンでした。

その優しい声に、ロザンヌの抱えてるものがあふれてきて

 

「だめ、全然集中できない!どうしよう!!!」

 

私は泣きゴトを言って

マーゴは

 

「大丈夫大丈夫。今日も可愛いよがんばろ!」

 

と励ましてくれました。

 

「ありがと(泣)」

 

 

その瞬間私の視界がぱっと広がっていくのを感じました。

ロザンヌを取り巻く状況があまりに大変すぎて、

私は、ロザンヌは周りなんて見えていない、一人で夢に向かっていると誤解をしていました。

そしてマーゴも、同じように自分のことに必死だろうと。

 

だから、

この時に初めてちゃんと友達だったんだと実感させられたのです。

 

 

自分のメインストリーム以外の時をどう過ごしているか。

台本に書かれていない時間軸が埋まっていくのを感じました。

私今までなにをやっていたんだろ…。

 

私が変わって、

3人の関係がかわりました。

私が愛をもって憎まれ口を発するようになり、

愛日さんが、マーゴが、

「いつかこの3人で!ステージに立てるといいわね」

と熱く言ってくれました。

 

間に合ってよかった、気づいてよかったぁぁぁ。

周りのすべての人との関係が紡がれて

キーノート劇場への思い入れとか

ライオルへの想いとか

ユニカさんへの尊敬とか

シルフィーを応援する気持ちとか

全部全部思い出しました。

  

私稽古中本当にいっぱいいっぱいだった。

 

今回の公演、お客様から沢山の感想や、嬉しいお言葉もいただいたりしましたけど

もうこれがなかったら絶対できてなかった!!

 

ひとりで立つのに必死だった私に手を差し伸べてくれてありがとう。

愛日さんに感謝を込めて。

志穂さんにも。

「3人娘」になるのに、時間かかってごめんねー。

 

 

 舞台のこと書くの遅くなってしまったけど

これだけ書いておきたくて。

 

 

今回、ミュージカル自体は本当に本当に評判が良くて

沢山のお客様に見ていただけたこと、とても感謝しております。

お客様のおかげで毎日新しい人生を送れました。

ロザンヌはその日のごとにキースとの関係性が結構違っていて

台詞は同じながらもマルチエンディングだったと思っています。

二人が割り切れた回もあったし

全然理解しあえず喧嘩別れした回もあったし(笑)

子供のために同じ思いで前を向けた回もあったと思います。

そこが舞台の醍醐味だなと思いつつ。

 

お客様、関係者の皆様、応援してくださっていた皆様、本当にありがとうございました。

 

また新しい世界でぜひ。

 

 

 

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Profile

武田 華(たけだはな)

武田 華(たけだはな)
所属事務所:ケンユウオフィス
生年月日:8月23日
身長:159.5cm

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