根気の映画鑑賞。
僕にとっては、映画鑑賞というのは中々根気のいるものである。
気分が乗らないとサクッと見る気にならないし、
どうしても心のどこかで「さあ!見るぞ!」と構えなければならない気がして、
でないとただただ流し見して、受け取らなきゃいけないメッセージとかを逃してしまいそうな気がして、
自分でもよくわからないのだが、なんだかそういう感覚なので、
気合を入れないといけないのである(笑)。
だからレンタルとかしても数日間放置することもよくあり、
最悪な時は、返却期限を過ぎていたりする(笑)。
じゃあ借りるなよと言われそうだが、
借りる時は見る気満々なのであるから、その意欲がどの時点で失われていくのか今度は検証しておこうと思う(笑)。
・・・で、トップの画像の話だが、
ようやくこの映画をみた。
「セッション」。
ご覧の通り音楽にまつわる映画である。
音楽関連の映画というのは、どうしても鑑賞するのに勇気がいる。
なぜなら、映画や小説などのエンタメというのは、
時として現実は離れたところの、人々が理想とする(場合によっては夢想すると言ってもいいほどの)世界を描いてしまうからだ。
現実の世界でもがき、目標に手を伸ばしている僕にとっては、
必要以上に心に突き刺さってしまったり、逆に陳腐すぎたりすると、映画はもとより音楽自体に興醒めしてしまったりするからイヤになってしまう。
・・・・そう。
何を隠そう、ぼくは感情移入しやすい(笑)。
このセッションという映画の前評判は聞いていたので、
レンタル開始になった時点で見ようと決めてはいたのだが、結局、見るのがかなり遅くなってしまった。
・・・んで、感想はというと、
スリリングで面白い。
見終わった後に、充実感はあった。
それはきっとストーリーの流れの中に、「強者をぶっ倒す!」という誰もが爽快感を感じる展開があったからかもしれない。
しかし、その充実感のあとで、ふつふつと幾つかの疑問は湧いてくる。
説明不十分な部分数カ所と、ラストの展開。
「もしかしたら、〜かもしれないな」と深読みしてしまえばいいんだろうけど、
それにしてもなぁと、未だに心に引っかかる部分はある。
ネットで検索してみると好評化が大半ではあるが、ぼくと同じことを考えてレビューしている人も結構いた。
決して、つまらないとか悪い作品だとか言っているワケではない。
結果として、本当に面白かった!
演技も、演奏技術も、本当に素晴らしかった!!
だからこそ。
だからこその話なのだ。
ネタバレするので具体的な話は避けようと思うが、
これはJAZZの世界ではなくてクラシック音楽の世界ではないのかなぁと、ちと思う。
音大での出来事として話が進むので、まぁアリっちゃアリなんだけど、
人種差別や労働階級の格差が横たわっていた時代に、抗うようにして繁栄したJAZZという音楽を扱うストーリーにしては、
差別的な罵詈雑言が多かったのも何だか悲しい。
でもまあとにかく、真剣にプレイするということはどんなことなのかを分からせてくれる、
大事な映画だった。
いろいろ書きましたけど、
話がとてもスリリングで、出演者の演技も圧巻です。
時間がある方は是非オススメします。
ではでは・・・・。
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