苦節18年。
ロジャーメイヤーっていうメーカーのやつで、
宇宙船みたいな、ロケットみたいな形したFuzzっていうエフェクターだった。
結構高かったんだけど、
近所にあった、有名ミュージシャンとかも御用達の楽器屋さんに奨められて買ってしまった。
だけどこのFuzzっていうエフェクター、
理解してないとものすごく難しいエフェクターで、正直、他のエフェクターのように考えてたら使い物にならない。
当時の僕はアコースティックギターしか弾けなかったもんだから、ロジャーメイヤーのFuzzはあっという間にドナドナ(売って)してしまった。
Yoshida BAND Takuya を結成したときも、初めに購入したのがFuzzだった。
たしか、ローリングストーンズのキースリチャーズが弾いていた有名なギターフレーズはFuzzだとかなんとかで、んじゃこれ買っときゃ間違いねえ!みたいな感じだったと思う。
でもいざライブで使ってみると、アレ?なんか違う。いや、全然違う(笑)。
つか、リハの段階で気づけよ(笑)。
そんなわけで、またもドナドナ。
それからはとにかく取っ替え引っ替え機材を買い漁り、
ネットの情報なんかも駆使したりして勉強して、
そんなことしてるうちにギターも少しは上達し(笑)、
いろんなことがわかるようになった。
もちろん、Fuzzのことも。
いろんなエフェクターを使ってみたけど、どうやら僕はFuzzの音が好きみたいだ。
オーバードライブでもなく、ディストーションでもなく、ファズなのだ。
20歳のときにキザイヤジョーンズというアーティストを見て衝撃を受け、
あんな音が出して見たい!と高級楽器店の門を叩き、ロジャーメイヤーのファズを買った時から、きっとFuzzの音が好きなのだ。
そして、そのキザイヤジョーンズが影響を受けたアーティスト、ジミ・ヘンドリックス。彼がファズの生みの親。
ジミが使っていたファズを再現したエフェクターが今ここにある。
これが自分のバンドに合う音かどうかは試してみないとわからないけど、
出したい!と思っていた音は、ようやく出せたと思う。
あのキースリチャーズの有名なフレーズの音も、ジミの轟音もクリーンサウンドも、キザイヤジョーンズのジリジリとしながらもマイルドでスムースなブルースな音も、ジミー・ペイジのプログレッシブなフレーズも、みんなfuzzだった。
60年代から70年代のあのロック黄金期のサウンドは、fuzzによって支えられていた。
今のようなオーバードライブやディストーションがなかった時代に生まれた、歪みエフェクター。
そうだ。
やっぱりfuzzだったんだ。
やっと使えた。
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