アメリカ滞在記*1
明後日の夜に帰国するので振り返ってみるアメリカ生活。
長くなりそうなので数回に分けるよ。
初めてのトランジットありの一人海外旅行。滞在先は一人じゃないけど、そこに着くまでが一人なので不安だったが、言葉が分からなくてもどうにかなると知る。
Google翻訳と片言の英会話でなんとかなるね。
どうにかこうにか空港に着くも、そこから目的地までへの行き方に四方八方をさまよい、いろんな人に行き方を聞いてみるんだけど、私自身が場所を十分に把握していないせいで聞かれた方も返答に困っていたよ。今なら地理が理解できてきたので、行きたい場所についての質問もちゃんと出来るけど、地理が把握出来ていないと聞き方も曖昧になってしまうね。よいお勉強になったよ。
だからなのか、沙千佳さんと久々に会えた感動よりも、無事に着いた喜びと安心の方が大きくて、到着すぐに深い眠りにつく。もうね、夢すら見ずにすっごく寝た。久方ぶりの熟睡に、寝る事の喜びと素晴らしさを脳内と体が噛み締めていたよ。睡眠だいじ。睡眠必須。
そして到着翌日は、NYコニーアイランドで開催される、マーメイドパレードに参加する為の衣装作りで一日を終える。パレードがこの日の翌日だったので必死こいて一日で作ったよ。本当は日本にいる間に作れたら良かったのだけど、あまりの忙しさで生地に触れることさえ不可能だった。
だけど、必死になればまともにお裁縫をしない人間でも一日で作れることを知る。集中力さえあればどうにかなった。
そんなこんなでパレード当日、一通りお化粧を終えた私に沙千佳さんが、お化粧が地味だと、今のお化粧より十倍は濃くしないとお衣装や周りの人間に負けるとおっしゃる。十倍って大袈裟ねぇ〜と呑気に思っていたけど、電車に乗った時点で深く理解した。パレードに参加するのだと一目で分かる仮装をされた方々のお化粧と格好が、皆皆一様に濃くて、昭和顔の私はどこまでも地味だった。いつもより派手なお化粧しちゃった私←なんて思った自分が一瞬で吹き消される程に皆様、派手で可愛くて激しかった。
自分の顔がいかにも日本人顔だからか地味になるのかと思ったけど、沙千佳さん曰くお顔をキャンパスだと思って絵を描く気持ちでお化粧をすれば、濃く派手にできるとのこと。この日は沙千佳さんにお手伝いしてもらったけれど、お写真の↓これが限界だったので、またいつか派手なお化粧にチャレンジしてみます。お化粧の大事さを今更ながらに知りました。
そして、乳首にシールを貼っただけの格好で電車に乗っている女性がチラホラといたけれど誰も驚かない。ビキニ姿の人もいたけれど全く違和感がなかった。
国が違えば常識も違う。アメリカだからこその事ばかりなので、日本に帰ったら乳首にシールを貼っただけの姿じゃ電車には乗れないね。ビキニ姿でも電車に乗れないね。ハロウィンなら可能かな?やらないけど。
とりあえず自分の地味さが物凄くわかったのと、ここでの本気を出した人々の仮装の力の入れ具合は半端ない。恥ずかしいとか、照れるとか、そんなのはどうでもいい話しで、好きな格好を好きなように着飾って楽しむ。楽しんだ者勝ちなのだと、仮装した人達を見て実感。
あとね、お写真もたくさん撮られたんだけど、その際に皆さん必ず一言、褒めてくれるの。お写真を撮らなくてもわざわざ一言お褒めのお言葉を掛けに寄って来てくれて何か褒めてくれる。これはパレード以外にも街を歩いている時にもあったよ。
どんな事でも褒めくれたり、挨拶してくれたりするのが楽しい。たとえば買い物籠に入れたお菓子を見て『これ美味しいんだよ、選んだのは正解だね』みたいな言葉を掛けてきたり、自撮りをしていたら『はぁーい、うん貴女可愛いよ、可愛いよ』と通り過ぎ様に言いながらウィンクしたり、ベンダーでホットドッグを買ったら『貴女、日本人?ちょっと隣にきて』と言われて延々と口説かれたり…。
とりあえず褒め言葉が欲しかったらアメリカに行くといいよ。誰かしら褒めくれる。誰もが高速で木に登れる。見知らぬ人について行ったり、怪しい物を貰ったりしなきゃ大丈夫。とっても安全。わかりやすい褒め言葉だけ貰って良い気分になったらいいと思うのです。誰もが良い気分になれて、誰もが不快にならない。平和。
アメリカ生活残り三日。
また更新します♪
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