セ⚪︎クスが苦手な理由
長い間風俗で働いてきて、たくさんのお客様が通り過ぎていった。二十一年といえばベテランもベテランで、どんな殿方どんな性技どんなチ♡コも余裕でこなせる風俗嬢なのだと遥か昔に思ったけど、実際は違った。
未だに迷うし未だに悩む。時の流れに合わせて自分もお客様も変化していくから、昔のままで良いなんて有り得ない。だから常に分からない状態。しかも、昔に比べてヤル気が無く平均点を狙っての接客スタイルになっているのは、我ながらどうかと思う。
がむしゃらに働いてご本指に固執していた時期を経験したからこそ、今のヤル気の無い腑抜けた状態はなんだろうなぁって。
当時と今を比べると、男性への嫌悪感や恐怖感はほぼ無くて、寧ろ一緒に時間を過ごすのは楽しくて居心地がいいとさえ感じる。これは恋愛とは違う居心地の良さ。
性行為だって、気持ち良ければ十二分に楽しめるし、ちゃんと快楽もある。
ただ【セックス=痛い、我慢、演技】の先入観が強くなっちゃって、物凄く抵抗を感じるようになっちゃった。
少しでも痛いとか、演技しなきゃいけないのだと感じると、誰のなんの為の性行為なんだろうって。
風俗はお客様が満足を得る為のものなので、演技も我慢も当然する。そうするべきなんだよね。お客様はお金を払い、私はそのお金を頂いているわけだから、お客様に不快な思いをさせずに高い満足度へと導く仕事をする。風俗嬢の演技や我慢は頂いた料金の中に含まれていると考えているんだけど、頭と心と体は別物でね…。
【痛い・我慢・演技】この三つが根深く住み着いちゃって、裸になる前から変な緊張と抵抗感でお客様に体を預けられなくなってる。
プライベートでもこれは同じで、我慢したり演技する時間が勿体無いとか、ポイントを間違えた責め方をされたら痛い思いをする羽目になるなとか、そういった事を考えちゃう。
他にも理由はあるけど、セ⚪︎クスがしたくないから恋愛をしたくないのも大きな理由。
恋人なら、どうしたらいいのか教えたらいいと思うじゃない。で、伝えると大概は理解もなく受け入れてもくれない。受け身になっている側が「こうされると気持ちがいいよ」って言っているのに何故か否定で返ってくる。何故か己にセック◯テクニックがあると信じて疑わない。
たまたま付き合った相手が悪かったのかな。気持ち良く楽しめた恋人もいたから。
とはいえ、上手な人とそうでない人の比率で考えると、圧倒的にそうでない人の方が多い(月緒調べなので、逆の比率もあるかと思います)そういった確率で考えてしまうと、誰とも付き合いたくないになってしまう。風俗の仕事もバリケードを張り巡らせているかのようだもの。
これじゃ風俗嬢をやっているのはお客様に対して失礼でしかない。だから、辞める為の道筋を今は作っているところ。
気楽に力を抜いてセ⚪︎クスを楽しめるようになるのがなによりだけど、それはすっごく難しい気がするの。過去の頑張っていた自分には戻れないし他に頑張れる場所を見つけたから、そこで一生懸命になりたい。
〜今後の予定〜
10月28日 歌舞伎町 密蜜
10月29日 池袋 液体サロン シエスタ
10月30日 都内某所 セ⚪︎クステクニックセミナー番外編イベント&ニコ生。【TAIZOの料理セミナー 菊と鮑の饗宴】ゲスト:内山沙千佳さん。私が食材となってTAIZOさんに料理されちゃいます。観覧ご希望の方はメール又はDMを下さいませ。詳細をお送り致します。
11月3日 新宿シアターPOO フ⚪︎ラ選手権
11月4日 密蜜にてストリップショー出演
11月10日 池袋 液体サロン シエスタ
11月19日 池袋ミカド劇場 さかき藍さんのモデルで出演させて頂きます。
11月24日 池袋 液体サロン シエスタ
毎週金曜日 密蜜
最近の画像つき記事
正直に告白すると、燃えたぎるような関心を持ちながら、この世界を一度も訪れたことありません。なので月緒さんとたまたま、twitterで知り合えたこと嬉しく思ってます。やはり、身体だけと割りきれない心の辛さは大変ですね。