早すぎるお別れ
先日、大変お世話になった人との早すぎるお別れをすることになった。
「夢で逢えたら」という番組を起ち上げ、
それまでのコント番組のイメージを
卓越したセンスで、まるっきり新しいものに変えた人。
まだ50代、余りにも早すぎる。
まだ駆け出しの作家だった頃、
コントを作る上で大切な事を山ほど教えてもらった。
手取り足取り教えてもらった訳ではないが、
会議や収録現場での仕事ぶりを見て、
数えきれないほど多くの事を学んだ。
「夢で逢えたら」が始まるとき、
提出したコントを、面白いと言ってもらった。
その時の一言が、どれだけ自信に繋がったことか。
30年経った今もコントを書き続けていられるのは、
紛れもなくその一言のおかげだ。
感謝の言葉しかない。
亡くなる一日前、もう言葉を交わす事は出来なかったが、
対面出来てよかった。
通夜の会場では、当時の懐かしい顔ぶれがたくさん集まった。
「夢で逢えたら」「ごっつええ感じ」「笑う犬」
その現場に一緒にいられた事は、何物にも代え難い財産になった。
星野淳一郎さんのご冥福を心からお祈りいたします。
たくさんの物をいただき、ありがとうございました。
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