ひめゆりの塔
ぐっすりお昼寝
首里城での反省を活かし、
寝ている間にひめゆりの塔へ
本来なら青春真っ只中、
人生で一番華やぐ時期に
戦争の犠牲になった少女達。
1人1人のプロフィール付きの当時の写真、
生々しい戦争の映像、
また、
二度と繰り返すことのないように
思い出すのも辛い記憶を語り継ぐ
生存者の方々の映像に
熱いものがこみ上げました。
もし、70年前、娘と2人、
この場所にいたら…
戦火の中、生き延びることは
とてもとても難しかったでしょう。
生き延びたとしても、
当時の教育のもと
自ら
死を選ぶことになったかもしれません。
「凄惨な光景が目に焼きつき、
戦後しばらく、海には近づけなかった…」
この日の海は、穏やかでした。
当時の海も…
もともとは碧かったはずなのに…
ちょうど見学が終わる頃に、
「お腹空いた〜、おにぎり〜」
と言って起きた娘。
すぐにお腹を満たしてあげられる、
そして、笑顔を見られる…
日常のささやかな幸せが
平和の上に成り立っていること。
それは
当たり前のものではないことを
改めて胸に刻みました。
今年は戦後70年の節目の年。
ひめゆりの塔では
高齢化などに伴い
元ひめゆり学徒の方々が語る講話を
3月末を持って終了したそうです。
実際に戦争を経験した方々が
体験を語る時代が終わろうとしています。
私達が、
その体験を直接聞くことができる
最後の世代。
思い出したくない記憶を
後世のために
語り継いでくださる思いを
大切に受けとめたいと思います。