ジェフvsカマタマーレ
試合は1ー1の引き分けに終わった。
アトランタオリンピックチームメイト上村が、カマタマーレ讃岐のコーチとしてチームを鼓舞し
監督のサポートをして頑張っている姿をみて刺激を受けた。
今日のこのカードは、
自分も1年間プレーしたジェフ千葉と、
カマタマーレ讃岐との、
それぞれ置かれている状況や歴史も違うチーム同士。
先ずクラブにかけられている予算が違い、
環境面も180度違う。
スタジアム、練習場、クラブハウス、給料…言い出せばキリがない。
結果は先制されたカマタマーレ讃岐が追いつき、1-1の引き分けに終わった。
というより、カマタマーレ讃岐が勝ち点1を奪い、逆にジェフ千葉が勝ち点3を失ったように感じた。
試合を解説させていただいて一番感じた事は「時間は資源」だということ。
OBとして少し厳しいことを言うようではあるが、
90分という限られた貴重な時間の中で、果たして自分のベストを尽くすことはできているだろうか。
ジェフ千葉でプレーしたい選手はたくさんいる。
プロとして目の前の環境、状況が当たり前になってはいないか。
この与えてもらった貴重な時間をハングリーに捉え、この試合が最後の試合かもしれない、と思うぐらいの気持ちでぜひともプレーをしてもらいたい。
対するカマタマーレ讃岐の選手からは試合(90分)にかける想いが伝わってきた。
結果は引き分けではあったが、遠い香川県から応援に来たサポーターにその想いは伝わったと思う。
時間は買えないし、戻らない。
ジェフ千葉はJリーグの中でも歴史や伝統がある貴重なクラブ。
選手には短いあっという間の選手生命を、もっと大事にしてほしいな。
これだけのクラブなだけに、J2なのは本当にもったいない。
J1で優勝するポテンシャルがあるクラブだと思う。
OBとしても勝ち点3をぜひとってほしい試合だった。