リーベル育成の寮生活
リーベルでは9歳から18歳までの
計80人が寮で生活している。
3人一部屋で、
9歳2人、10歳2人、11歳2人、12歳10人、13歳10人、
プロになるために、こんなに小さい頃から親元を離れ生活しているので、
寮に心理カウンセラーが8人いて、
試合に出場しない選手に対して敏感に対応している。
悩みはサッカー、家族や友達や彼女のこと…
貧しい家庭が多いため、親としては寮に入れてもらうことは有り難いという。
学校、サッカー、管理栄養士が常駐し、
食事はしっかりと与えられ、サッカーに集中するための充実した生活を送ることができる。
最近では一番下で9歳、とスカウトする年齢が早くなっており、異常な状況である。
この年代の1日のスケジュールは、
朝6:30に起床し、午後13時まで学校
14〜17時ぐらいまで練習、
18時に練習から帰ってくると、20:30までは勉強。
勉強をサポートしてくれる個別指導教師が5人いて、週に一度英語レッスンもある。
一番大変なことは、子供はまだ幼く、ホームシックになってしまうことが多い。
しかも親はお金がないので、会いに来れない。
帰って来いとは誰も言わない。
基本年間一回の夏休みがあり、12月から約1ヶ月間家に帰れる。
また、10月の3週目の母の日は特別で、1週間帰れる。
1月に夏休みが終わると寮に戻る。
ダメなら1年で寮を出て行かなければならない厳しい現実。
空いた席にはまた新しい子供がやってくる。
常に競争がある。
生活をかけた競争はこんなに小さい頃から始まっている。
アルゼンチンのプロサッカー選手に辿り着く60%以上が貧しいエリア出身だそうだ。
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