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ウルグアイから学んだこと

ウルグアイに渡った18歳の頃に出来た友達が、25年経った現在も大事な友達で、

彼がウルグアイやアルゼンチンのいろんな人を紹介してくれる。

彼がいるから全然関係のない日本人の俺が、ウルグアイ人でも会えないような人に会えたり仲良くなれたりする。


彼とは高校を卒業してから1年や2年ではなく、25年。

たしか2012年だったかな。

S級ライセンスの海外研修ではウルグアイを選んだ。

その時も彼がサポートしてくれた。

ウルグアイに来てデフェンソールで学んだ。

クラブは俺を暖かく迎え入れてくれて、指導についても毎日丁寧に監督自ら教えてくれていた。

しかしシーズンがスタートするとデフェンソールは勝てない。

3試合だったと思う、結果が出ない監督はあっという間にクビになってしまった。

日本では考えられないけど。

それこそが本当の世界のスタンダードだということ。

勝たないと食べていけない。

だから彼らの試合は野生味溢れるし、チョロチョロしていると後ろから横から前からカブっとやられる。

局面にすごく見応えがあり、キレイじゃないし、ウルグアイサッカーは生きるということを感じる。

ここで活躍できればヨーロッパでプレーできることがわかる。

カバーニ、スアレス、メッシはスーパースターになったけど、なぜそうなれたのか?

そのプロセス、土台が一番大切だと俺はウルグアイから教わった。


当時デフェンソールでクビになった監督は、現在ウルグアイ1部リーグの別のチームで監督をしている。

その厳しさを知っているから、そこから這い上がってくるんだ。

這い上がれないやつは終わり。

現状で満足しているやつも終わり。

負けたら次はないし、来年なんかある訳がない。

ここでは全ての人が競争。

生きるためにね。

競争に勝たないと生き残れない。


競争は選手や指導者だけでなく、クラブ(フロント)もある。

経営、生き残れないから。

だからクラブも育成には力を入れまくる。育てて売る。育てて売る。

これを毎年繰り返す。

ヨーロッパに行ってビッグな選手になればなるほど、育てたクラブにお金が入る。

若い選手がどんどん出てきて世代交代していくようになっている。

クラブがそうさせている。だから強い。


海外に足を運び自分の肌で体感すること、嫌な思いをすること。

今の日本人にはこれが必要だと思う。

南米ではそれが当たり前なんだよね。

知らないことを知ることが何より大切だと実感している。


俺自身、今こうしていられることがすごく贅沢なこと。

自分自身それをしっかりと理解しないといけない。

しっかりと力をつけて目標に向かって進んでいきたい。



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松原良香(まつばらよしか)
身長・体重:180cm・80kg
生年月日:1974年8月19日
出身地:静岡県浜松市

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