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昨年のインフルエンザワクチンの有効性は?

昨年のインフルエンザワクチンの有効性は…。

インフルエンザによる入院患者においては有効性が認められた感じです。

外来においては…。

やはり重症化を防ぐには接種しておいたほうがよさそうです。

そういう意味では子供や老人にはマストですね。



Clinical Infectious Diseases 日本語版

Original Research

成人入院患者における抗原連続変異により生じたインフルエンザに対するインフルエンザワクチンの有効性は予想より高い:2014~2015年Influenza Vaccine Effectiveness Against Higher Than Expected in Hospitalized Adults: 2014–2015
Joshua G. Petrie, Suzanne E. Ohmit, Caroline K. Cheng, Emily T. Martin, Ryan E. Malosh, Adam S. Lauring, Lois E. Lamerato, Katherine C. Reyes, Brendan Flannery, Jill M. Ferdinands, and Arnold S. Monto

監訳:長崎大学 泉川公一先生

背景

2014~2015年のインフルエンザシーズンは、ワクチンウイルスの抗原連続変異により生じたA型インフルエンザ(H3N2)ウイルスが流行し、流行状況が深刻であった。外来環境において報告されたワクチンの有効性(VE)の推定値は著しく低かった。

方法

ミシガン州南東部の病院2施設に急性呼吸器疾患(入院時の診断に基づく)により入院し、罹病期間が10日以内であった成人を前方視的に登録した。咽頭および鼻腔スワブ検体を採取して混合し、リアルタイム逆転写ポリメラーゼ連鎖反応法によりインフルエンザの検査を行った。年齢、性別、病院、発症時期、疾患発症から検体採取までの期間、フレイルスコア、およびCharlson併存疾患指数(CCI)で補正したロジスティック回帰モデルを用いて、インフルエンザ陽性患者のワクチン接種状況をインフルエンザ陰性患者と比較し、VEを推定した。

結果

解析対象とした患者624例中421例(68%)がワクチン接種を受けており、337例(54%)が女性、220例(35%)が65歳以上であり、92%でCCIが0を超えていた(併存疾患が1つ以上であることを示す)。98例(16%)がA型インフルエンザ(H3N2)陽性を示した。パイロシーケンスによる検査が行われたA型(H3N2)ウイルス60検体(61%)のうち53検体(88%)が抗原連続変異により生じた3C.2a遺伝子群に属していた。A型インフルエンザ(H3N2)に対する補正後のVEは43%(95%信頼区間[CI]4~67)であり、65歳未満の患者では40%(95%CI -13~68)、65歳以上の患者では48%(95%CI -33~80)であった。感度分析によりこれらの推定値が強く裏付けられた。

結論

VEの推定値は、外来環境で行われた類似研究で報告されたものより高いようであり、2014~2015年のワクチンは、入院を必要とする重症疾患の予防においてより効果的であった可能性が示唆される。



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