また、コーヒーネタ!カフェインは炎症を抑制する効果があるんだって!
コーヒーは心臓の健康にも良い?
- 2017/2/7
- HealthDay News
カフェインは心疾患のリスク因子につながる炎症の抑制にも役立つ可能性があることが、米スタンフォード大学のDavid Furman氏らの研究で示唆され、論文が「Nature Medicine」オンライン版に1月16日掲載された。
Furman氏らは成人100人超を対象とした調査で、過去10年間にわたり血液検体を採取し、病歴を精査。若齢者群と高齢者群の血液検体を比べ、高齢者でのほうが「活性化」する遺伝子を調べた。IL-1-βという強力な炎症性蛋白の産生に関わる2つの遺伝子クラスタに着目した結果、高齢者は一方または両方のクラスタの活性化が高い群と低い群に分けられた。
「高活性化」群では12人中9人、「低活性化」群では11人中1人のみに高血圧を認めた。高活性化群では動脈硬化の可能性も高く、血液検査ではIL-1-βと核酸代謝産物の値が高かった。低活性化群のほうがカフェイン入りコーヒーの摂取量が多かった。
高活性化群の血液にみられた核酸代謝産物を用いて免疫系細胞を培養したところ、炎症性遺伝子クラスタの1つでこの代謝産物が活性化し、IL-1-βが大量に生成された。これをマウスに注射すると、広範囲の炎症と高血圧が生じた。
次に、核酸代謝産物とカフェインの両方で免疫細胞を培養すると、カフェインがこれらの炎症誘発物質を阻害することが判明した。Furman氏は、「人体にはおそらく、慢性炎症やさまざまな疾患に寄与する経路が数多くあるが、われわれはその1つを特定した」と述べている。
[2017年1月16日/HealthDayNews]Copyright (c) 2017 HealthDay. All rights reserved.
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