バングラデシュの国家認識ハラルについて。
2月4日に立春を迎え、1週間が過ぎます。まだまだ寒いですね。
大体この時期が寒さの極みで、徐々に春めいてきます。
2月19日はいよいよ「雨水」です。
雨水 (うすい)
陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となれば也(暦便覧)
空から降るものが雪から雨に替わる頃、深く積もった雪も融け始める。春一番が吹き、九州南部ではうぐいすの鳴き声が聞こえ始める。
(こよみのページより)
雪や氷が解け始めいよいよ春めいてくる季節ですね。
さて(社)日本フードアナリスト協会では、最近、東京と大阪でハラルの勉強会を実施しています。
ハラルとはイスラム教における「許されるもの」の事。
豚肉やアルコールは禁止、ということだけではなく化粧品や身に着けるものにまで「ハラル」は関係します。
イスラム教徒は世界に18億人。発展途上国の信徒が多く、人口が爆発していますので、
2030年には世界人口の26%がイスラム教徒になると言われています。
比較的先進国のアセアン5か国でも日本からの全輸出金額の中で、食品関連は0、49%に過ぎません。
理由の多くは「ハラル」の問題です。
欧米やキリスト教世界との輸出入は飽和状態になる中、まったく輸出入をしてこなかったイスラム教の国々は
日本にとって大きな新たなマーケットになることは間違いありません。
特に食品業界にとっては、ハラルの問題さえクリアできれば大きな可能性を秘めたマーケットです。
(社)日本フードアナリスト協会では、こうした流れの中で、今年よりハラル問題について真剣に研究をして取り組もうと考えています。
認証はやりません。
現在、国内でのハラル認証団体は100を超え、中にはいかがわしい団体が運営している認証団体も散見されます。
ハラルには「ローカルハラル」と「国際基準ハラル」があります。
ローカルハラルは、取得しても世界に向かって輸出ができる認証ではありません。
日本の認証団体はローカルハラルです。
私たち協会としては世界基準の認証について学ばなければ来るべきイスラム圏が大きな食品マーケットになった時に対応できない、
と考え、世界でもっとも厳しいハラル認証の1つであるバングラディッシュのハラル認証について連携をしていこう、と考えています。
バングラディッシュは世界でももっともイスラム教徒比率が高い国の1つで、国家認証として12の省庁が認可をするハラルの仕組みを持っています。
まだ取り組んで間がありませんが、世界基準のハラルについて私たちも学び研究し、
日本の食を紹介・発信していくお手伝いができれば、と考えています。
バングラディッシュ国家認証のハラルについてお問い合わせがあれば協会までどうぞ。
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