カープ、生え抜き叩き上げの勝利
こんにちは。
９月１８日。日曜日。
今日の東京地方は雨。のち曇り。
最高気温は２８℃、最低気温は２３℃予想です。
雨が続きますね。
台風１７号も接近しているようで警戒が必要です。
少し遅くなりましたが、
広島カープ、セ・リーグ優勝おめでとうございました。
９月１０日になんと２５年ぶりの優勝を決めました。
素晴らしいです。
私は鳥取県米子市で育ちましたので、
周囲に広島ファンが多く、小学生の時は （敬称略で失礼します）
基本的にはずっと私は巨人ファンですが、
ミスター赤ヘル山本浩二、鉄人バットマン衣笠祥雄、
２０勝投手の池谷公二郎、精密機械投手の北別府学、
軟式野球出身の苦労人投手の大野豊の活躍に
胸躍らせた時期がありました。
前回の優勝、つまり２５年前は、１９９１年。
今年亡くなった相撲の大横綱、千代の富士が引退し
今年引退するSMAPがデビュー。
東京ラブストーリーとうドラマが流行し、
バブル崩壊が一般消費者に感じ始められた時期に当たります。
湾岸戦争でファーザーブッシュがイラクに攻め込み
今のIS出現の原因を作ったと言われていますし、
ソ連が崩壊したのも１９９１年でした。
私は大手証券の若手社員で、営業を頑張ってました。（笑）
懐かしいので書きますが、当時の広島カープには
セカンド正田耕三、センター前田智徳、ファースト小早川毅彦、
サードには江藤智、そしてキャッチャーは達川光男がいました。
ストッパーはこの年を最後に登板がなかった
炎のストッパー津田恒美。
綺羅星の様なメンバーですね。
広島東洋カープという球団の特徴は「猛練習」にあります。
巨人や阪神の様に資金力がなく親会社のマツダも
自動車業界で長く低迷が続いています。
拠点の広島市は人口１１８万人と仙台と同じぐらい。
広島の今回のメンバーもほとんど全員が生え抜き、
そして叩き上げ。
完成までは時間があかりますが、
今年でいえば、１２球団一守備が上手いセカンド菊池涼介は、
マイナーな岐阜学生リーグの中京学院大学出身。ドラフト２位指名。
流行語になった「神ってる」勝負強さの鈴木誠也外野手は、
二松学舎大付属高校時代はピッチャー。甲子園出場なしを２位指名で獲得。
キャンプでは、猛特訓が有名で、ユニフォームがドロドロになるまで練習します。
経営者としての人財活用にも参考になります。生え抜きを育てることは経営にとっても死命線になってきます。
企業努力も素晴らしい。
広島のマツダスタジアムは、東京ディズニーランドをお手本に
サービスを一新。寝ながら見れる寝ソベリアやバーベキューをしながら観戦できる観客席。
トイレが綺麗になって、授乳室やベビーカーｎ貸出までやっています。今やカープ主催試合の約６割が女性客となるまで
カープ女子は増えています。
観客動員数もなんと２００マンにを超え、巨人、阪神、ソフトバンクに次ぐ４位にまで上がってきています
都市としては格上の札幌、名古屋、横浜、東京（ヤクルト）にある球団よりも観客動員数が多い「熱い」球団に生まれ変わりました。
そして今回の優勝に忘れてはならないのが
「男気」黒田博樹と「大器晩成」新井貴浩のベテラン２人の存在ですね。
黒田博樹は、前の広島時代は１５０キロ台のパワーボールを投げ込む剛球ピッチャーでしたが、今ではホームスチールぎりぎりへの出し入れで勝負する超技巧派となって帰ってきました。
大リーグのそれもヤンキースのバリバリの選手が
２０億円の年棒を蹴って、日本の片田舎の広島にやってくるなんて
多分、過去にも未来にもないのではないではないか、
というぐらい驚天動地の出来事でした。
日本のプロ野球ファンとして
「ありがとう」という感謝の思いは巨人ファンの私にもあります。
男として人間としてこうありたい、という美しい姿勢を
黒田博樹は教えてくれました。
巨人ファンの私もこの２年間、黒田だけは応援していました。
巨人は２位ですが、広島が優勝したことを心よりお祝いしたい、
と思います。
おめでとうございました。
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