1週間の食のニュース解説
7月14日。金曜日。
今日の東京地方は晴れ。
最高気温は33℃、最低気温は26℃予想です。
今日も真夏日。暑くなりそうですね。
今日はこの1週間の日経新聞の記事から。
●マックなど3社ハワイのロコモコ、夏季限定品投入
日本マクドナルドとローソン、すかいらーくの3社は4日、アメリカハワイ州観光局と連携し、
各社がハワイ料理「ロコモコ」にちなんだ夏季限定メニューを11日に発売しました。新商品はハワイ州観光局公認として共同でキャンペーンを展開し、需要を喚起します。マクドナルドは、ハンバーガー「ロコモコ」。卵と肉厚ビーフを組み合わせ、濃厚な味わいのソースを絡めました。
●スルメイカ記録的不漁
スルメイカ漁で全国有数の水揚げを誇る北海道函館市は、6月1日の漁解禁から1か月間の生鮮スルメイカ取扱量が、記録が残る12年間で最低の95トンだったと発表しました。1キロ当たりの単価は去年より48%高い750円となり過去12年間で最高となりました。
●だし素材、卸値2〜4割高い
コンブやかつお節といった和風のだしに欠かせない素材が値上がりしています。コンブは生産地、北海道の去年の生産量が過去最低を記録。カツオも不漁が続いています。卸価格は去年に比べて2〜4割上昇しており、だしメーカーに値上げの動きが広がってきました。
●アニサキスが不安、刺身販売に影
寄生虫「アニサキス」による食中毒への不安から、刺身の売れ行きがさえなくなっています。店頭での販売自粛で築地市場ではイワシなどの青魚や白身の卸値の一時下落しています。
(解説)
★マクドナルド、ローソン、すかいらーく3社は、アメリカハワイ州のハワイ料理「ロコモコ」にちなんだ食事を提供するとの事です。1970年代の私の子供の頃、サントリーに開高健がいて「トリスを飲んでハワイに行こう」とキャンペーンをやったら、ほぼ全員の日本人がハワイに憧れました。その後、時代は変わり、ハワイを喜ぶ人は減りました。それがここ数年またハワイ人気が盛り返しています。その背景にはパンケーキやハンバーガーのハワイ名店が日本に上陸して人気を博していること。それから当時、ハワイに行って牛肉の塊を買ってきていた30代、40代が、団塊の世代となり定年を迎え、3世代でもう一度ハワイに行き始めている事が大きい様な気がします。もちろんお金は団塊世代持ち。団塊の世代とは戦後ベビーブームで生まれた日本の経済成長を支えてきた世代。世代の人数が強烈に多い。現在70才くらい。
★スルメイカが函館で食べられないと寂しいですね。暗躍している中国船にはもっと政府は強気に出て欲しい。
★だし素材、心配ですね。全国の昆布生産の9割は北海道なんですが、去年の生産量は13%減。海水温の上昇や台風の被害で過去最低でした。
今年の3月〜4月には北海道は大規模な流氷が漂着。海底の昆布が根こそぎ削り取られるという被害。
自然は怖いですね。
★アニサキスこわくて刺身が食えない。というより2013年にアニサキスが厚生労働省指定の食中毒の原因物質になったことで、もしもアニサキス出したら営業停止になる、と鮮魚店が異常に神経質になっている、との事。切り身や加工品は売れてるだけに、鮮魚店の苦境が際立っています。反対に今どき、売っている刺身は検査済で安全、と考える事ができます。注意して刺身を食べましょう。
刺身は日本食文化の華です。大切に食べましょう!
それでは。
今週も明るく元気に前向きに。
全力で頑張りましょう。
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