フジテレビ「みんなのニュース」出ます。
3月22日。水曜日。
さきほどフジテレビの「みんなのニュース」
取材が終わりました。
放送日は29日の水曜日だそうです。
お時間ある方は是非。見てやってください。
さて。
一昨日の火曜日、新宿駅すぐの東京調理製菓専門学校で
東日本高校生レシピコンテスト
の審査員をさせていただきました。
東日本の高校生500人から予選を勝ちあがった10名が
最終審査の実演をしました。
10名中9名が女子高生でした。
さすがに最終審査まで勝ち上がってきた10名の高校生は
料理の手際も良く、調理技術もしっかりしていました。
料理もオムライスに可愛いリボンをするなど
高校生らしい創意工夫に溢れ、
微笑ましいものばかり。
両親、特に母親へ感謝の気持ちを伝えたい、という作品が多く
心が暖かくなりました。
1つだけ気になったのは、
料理をスタートしてください、という大号令の元、
5秒以上手洗いをした生徒は1人だけ。
1人だけ大体10秒、手洗いをしてから調理をスタートしました。
10秒でも長く感じるくらい誰も手洗いをしません。
前々回のコンテストで、同じ審査員の有名ホテルの総料理長が
「わしはこういうコンテストで一番重視するのが衛生的に作業しているかどうか、です。
特に調理前の手洗いは最低30秒はして、肘ぐらいまで洗っていると点数を高くつけたい。」
とおっしゃっているのを聞いてから
スタート時の手洗いに注目しています。
手洗いは、30秒で大体80%程度、菌が減少するそうです。
ほぼ100%菌がいなくなるのには最低50秒続けなければいけません。
結構長いんです。
今回、高校生の9名は、3秒くらい水に手をつけただけで
調理に入っていました。
調理製菓専門学校は一番に衛生観念を教えるところです。
いくら調理技術が高くても、発想が豊かでも、
キャリアを積んでも、
衛生観念が少ないと、必ず食中毒事故に遭います。
食中毒に遭わずとも、
庭でインフルエンザや病原菌に感染する可能性が高くなります。
食品と食中毒はセットに考えないといけません。
特に家族やお客さんを相手に料理を作るときは絶対に衛生面が大切。
中学、高校の家庭科でもなかなか厳しく教育していないんですね。
有名ホテルの総料理長が、
手洗いについて大切に考えている、という発言を聞いて
私はそのホテルのレストランなら安心できるなあ、と思い
よく使うようになりました。
当たり前ですが、技能やアイデアに走って
基本をないがしろにするレストランもある、と聞きます。
家庭でも同じです。
今回の高校生レシピコンテストの審査員をさせていただいて
あらためてそう感じました。
気づきをいただいて感謝です。
それでは。
今週もあと2日、明るく元気に前向きに。
全力で頑張りましょう!
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