デフアスリートの競技環境
今日の読売新聞にパラリンピックとデフリンピックの競技環境の格差という記事でわかりやすく掲載されていました。
オリンピックとパラリンピックを比べても色んな部分で差があるのがまだまだ現状だと思いますが、同じ障害者スポーツの五輪でもこれだけ差があります。
デフアスリートのおかれる環境はまだまだ本当に厳しいのが現状です。
さらにパラリンピック競技ではない競技や自分がいるデフフットサルを含めたデフリンピック競技ではない競技に関してはもっともっと厳しい環境の中にあると思います。
デフフットサルの代表合宿も選手達はほとんど自己負担、
2015年のW杯の時の渡航費などもほぼ自己負担でした。
それは次の2019年W杯を目指し動きはじめている今もあまり変わりはありません。
それを言い訳に歩みを止めてしまえばそこで未来への道も途切れてしまいます。
今の環境の中にいるすべての人が今ある環境の中で自分達の環境をよりよくしていく為に、
そして未来の環境がもっとよくなっていくように、積み重ねていくしかない。
そうすることで様々な変化が生まれていってることも実感しています。
自分がデフフットサルの監督になった4年前に聞いたデフリンピックの日本での認知度は2.8%だと聞きました。
それがこの記事では11.2%になっています。
パラリンピックの98.2%に比べるとまだまだ厳しい数字ですが。。
それでもデフサッカーやデフフットサルも4年前と比べると
本当に多くの方々に活動の支援やサポートそして応援してもらえるようになりました。
そのことにより、選手やスタッフの意識も変化していき、
それが今回のデフリンピックでのデフサッカー男子日本代表の躍進という結果にも繋がったと思います。
デフフットサルも2015年のW杯では女子は6位、男子は7位という結果にも繋がったと思います。
まずは知ってもらえたらと思います。
そして応援をよろしくお願いします。
自分達も応援してもらえるチーム、結果を出せるチームを目指し日々積み重ねていきます。
障がいあるなし関係なく、すべての人がスポーツを通して夢や目標を同じようにもって歩んでいける日本に今よりもっともっとなっていくように。
今、トルコのサムスンで行われているデフリンピック2017で今日までに日本のデフアスリートが各競技で、
金メダル 3
銀メダル 7
銅メダル 11
獲得しています!!