一宮合宿&第4回UNIAO Ladies CUP
5/3〜5/6一宮で実施したデフフットサル女子日本代表合宿を終えました。
今回の合宿のメインとなったUNIAO Ladies CUPへの出場。
この大会には自分自身ラス・ボニータスの監督時代に第1回に参加させてもらい、大会運営の素晴らしさや参加チームのレベルの高さを知っていたこともあり、デフフットサルW杯を控える今年、デフフットサル女子日本代表でなんとかこの大会に参加させてもらえないか・・・1年前からUNIAO Ladiesの齋藤九監督にご相談させてもらっていました。その中で審判、安全面の配慮など、主催者側と調整した上で今回の参加が実現しました。
大会前の事前合宿の練習場所の確保や、デフキッズとのイベント会場、MTG場所の提供など、齋藤九監督には本当にご尽力いただき、本当にありがとうございました。
そして自分達の試合があるのにもかかわらず、連日遅くまで準備など運営に携わってくださったUNIAO Ladiesの皆さま、大会関係者、ボランティアの皆さま、デフの試合の時はフラッグを持ち対応して下さった審判団の皆さまにお礼申し上げます。
そして参加されたチームのみなさん、観戦に来て頂いたみなさん、本当にありがとうございました。
健常者の日本のトップレベルのチームが集まるこの大会の中でどれだけ対応出来るのか、自分達が積み重ねてきたフットサルがどこまで通用するのか。
予選リーグ、、
日本リーグに所属するUNIAOさん、丸岡さんとの試合ではスピード感やプレイ強度、セットプレーの精度など、全てにおいてレベルの差を選手達はピッチで体感したと思います。
それでも関東リーグ所属のタパジーダさんとの試合では泥臭いプレーでも気持ちを前面に出し、ゴールを目指し、ゴールを守り、勝利という結果を出してくれました。
2日目の関西リーグ所属のレオグラスタさんとの試合では最後はPKで敗戦したものの、内容はこれまで積み上げてきたものを存分にピッチ上で体現してくれていました。
C.R.Fさんとの最後の試合を含め、どんな展開の中でも最後まで諦めずにゴールに向かう姿勢を見せ続けてくれました。
ただ、これまでデフフットサルの中だけでは経験できなかったスクリーンプレーやセットプレーの質の高さに対しての対応の弱さ、交代のタイミング、様々な課題が出ました。
W杯までの残された時間の中でこういった部分もしっかりとレベルを上げていく必要があること、自分達がこの質の高さを持つことができれば逆にデフフットサルW杯では大きな日本のストロングポイントになる部分もあることも実感しました。
そしてこの大会に参加することで、多くの方々にデフフットサルを感じてもらえたこと。
選手達にはいつも言っていますが、障がいあるなし関係なく、フットサル選手としてデフフットサルの枠にとらわれることなく高みを意識して取り組んでほしい。
デフフットサルの世界だけでレベルアップしていける場所は世界のどこを探しても今はないと思います。
その現状を考えると選手達は健常者の中に飛び込みチャレンジすることが必要だと思っています。
そのことが必ずデフフットサルの中で日本が世界一になることに繋がります。
今、デフフットサル選手の中でも日本リーグ、地域リーグ、各都道府県リーグのチームに所属する選手も増えてきました。
その環境の中で本人が頑張ることは当たり前のことですが、やはりコミュニケーションなど様々な部分でチームや選手の理解もないとなかなか難しいのも現状です。
そういった部分を考えてもこの大会に参加していた多くのチームの指導者、選手のみなさんがデフフットサルを見て何かを感じてもらえたことはチームとしてピッチ上で経験することと同じくらい大きなことだったと思います。
大会中は日の丸への応援メッセージ書きや、募金箱の設置、デフフットサル体験会など、デフフットサルを少しでも知ってもらうための様々な配慮をしていただきました。
デフフットサルだけではなく、女子フットサル界全体の選手やチームの競技環境はまだまだ決して恵まれた環境ではないと思います。そういった中でもデフフットサルの活動状況を知り、快く募金をしてくださったフットサル仲間、各チームのサポーターのみなさん、観戦に来られていたみなさん本当にありがとうございました。
58,956円の募金を集めさせていただきました。
集めさせて頂いた募金は大事に11月のW杯に向けた今後の活動に使わせていただきます。
また、チームで支援をしてくださった、SWHLさん、丸岡さん、SAICOLOさん、本当にありがとうございました。
大会中や大会が終わってから、沢山のチームや選手、観戦された方々がSNS上でデフフットサルのことを発信してくれています。
そのことが何よりも選手たち、チームの力になります。
11月、スイスの地から日本フットサル界にいいニュースが届けられるように、そして自分達もデフフットサルを通し日本フットサル界の発展、障がい者スポーツの発展に少しでも貢献していけるようこれからもしっかりと活動していきます。
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