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短期ダイエットのほうが効果的?

一般的な常識としては、ダイエットをして、その体重を長期に渡って維持していくためには、ゆっくりと徐々に体重を減らしていく方が良い。リバウンドも少ないし、身体への負担も少ない。普通はそう思われている。

 

しかし2010年に行われた研究では、長期に渡って減らした体重をキープしていくためには、短期ダイエットのほうが効果的だという結果が出ている。フロリダ大学のLisa Nackersらによれば・・

 

262人の中年肥満女性を対象にした研究。週に0.45kgの減少を目指し、6カ月に渡る生活改善を行った。そのプログラムでは、ダイエット生活が終了してからも、グループセッションや電話相談、ニュースレター配布などによるケアが行われた。

そしてNackersらは、その女性たちを「最初の1カ月でどれだけ体重が減ったか」で3つのグループに分類した。

最初の一カ月において、Fastグループでは、週に0.68kg以上の体重減少。Slowグループでは、週に0.23kg以下の体重減少。さらにダイエット終了後、18ヶ月間に渡って観察を行った。

 

その結果、Fastグループのほうがトータルで減少させることのできた体重が多く、しかも長期に渡って維持することができた。リバウンドしそうだったが、そうではなかったのだ。

なお臨床的には「10%の体重減少」がダイエット成功の一つの指標となっている。そしてFastグループはその成功率がSlowグループの5倍であり、MediumグループはSlowグループの3倍だったという。

http://www.sciencedaily.com/releases/2010/05/100506092735.htm

 

この研究においては、もともとダイエットに反応しやすいタイプと、そうでないタイプとの差別化が行われていないため、精度的には問題がある。しかし、短期集中ダイエットをしたとしても、意外にリバウンドはしにくいということは明らかになったかもしれない。

また逆にダイエットが苦手な場合は、リバウンドしやすいとも言える。

 

私は長期にダイエットを継続するのではなく、プチダイエットを数回に渡って行い、途中で摂取カロリーを戻す時期を数回設け、最終的に目標体重に持っていくという方法を推奨している。

理由としては甲状腺ホルモンの関係や筋肉量キープ、メンタルな問題などなど。

しかしプチダイエットでも、「体重が減り過ぎてしまった」という人がけっこう多い。そのような場合は予定より短い期間でダイエットを終了させるように勧めるようにしているのだが、リバウンドしにくいのであれば、トレーニングでの使用重量がキープできている限り、そのままダイエットを継続させても良さそうに思える。

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山本義徳|やまもとよしのり(ボディビルダー)プロフィール

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山本義徳(やまもとよしのり)
生年月日:1969年3月25日
血液型:A型
出身地:静岡県

【経歴】
1969年3月25日生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。
◆著書
・体脂肪を減らして筋肉をつけるトレーニング(永岡書店)
・「腹」を鍛えると(辰巳出版)
・サプリメント百科事典(辰巳出版)
・かっこいいカラダ(ベースボール出版)
など30冊以上

◆指導実績
・鹿島建設(アメフトXリーグ日本一となる)
・五洋建設(アメフトXリーグ昇格)
・ニコラス・ペタス(極真空手世界大会5位)
・ディーン元気(やり投げ、オリンピック日本代表)
・清水隆行(野球、セリーグ最多安打タイ記録)
その他ダルビッシュ有(野球)、松坂大輔(野球)、皆川賢太郎(アルペンスキー)、CIMA(プロレス)などを指導。

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