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悔しい!

何とかしたい!

だから知りたい。

といった気持ちだった。

初めての対戦は3年の春。

未だに鮮明に覚えている初球のスライダー。

自分の顔をめがけてやってくる今まで体験することのなかった、異次元の回転をした白球。

ぶつかる!

と思い、足と体を背面に引いた。

直後キャッチャーミットに吸い込まれたボールと共に「ストライク!」という審判の声。

何が起きた?

体に当たると思ったボールがストライク?

かなりの動揺と、異次元のボールの前に何も出来ることはなく三球三振に終わった初対戦。

ベンチに戻りチームメイトに聞いたところ、ストレートだと思っていた初球はスライダーだったと判明。

なんて球だ。

まさに異次元。

この球は打てるのか?

その後何度かの対戦でその異次元のボールに対して何度もバットは空を切った。

そんなある日。

幸運にも彼のボールを受ける機会に恵まれた。

テンポ良くミットに吸い込まれていく回転のいいストレート。

そして、スライダー。

捕るのが精一杯。

分析なんて何もできなかった。

けど、何とかしたい。

見栄も恥も捨てて投げ終わった本人に直接聞いた。

どうやって投げてるの?

普段はライバル校であるにも関わらず気兼ねなく教えてくれた。

それはとても今までの経験したことの無い握り方や投げ方だった。

その時、いや、その時もこのボールは打てないと思った。

ではどうする?

そこから彼の過去の映像を見返して徹底的に研究した。

フォームの違いやボールの軌道、クセ、イニングごとの配球や傾向。

何度も何度も見返した。

そしてたどり着いた結果、インコースの厳しいボールは少ないので、まん中から外、スライダーは捨ててストレートしか狙わない。

最初の一回りはチャンス無い。

中盤から体力が落ちる終盤。

少しでも球数を投げさせ体力を奪う。

こうした研究の成果もあり、彼を攻略できた。

優勝は出来なかったが、スター揃いのメンバーで連覇を成し遂げた相手に唯一勝ち点を奪った事は今でも誇りに思う。

そして、私の野球史にも深く刻まれた。

年々同世代の選手が引退していくなか、まだトップ選手として野球界をひっぱっていってくれていることにリスペクトしています。

ライバルとして、ファンとしてこれからの活躍を願っています。

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追伸

右のやつは関係ないよ(笑)

足と手はすごい速いよ。おい!

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