大学の寮に入り、四年生と初めてお会いしたとき、ただでさえオーラや威圧感があるのに、物凄い異彩を放っていたお方。

胸板は極厚で二の腕はパンパン。眼光は鋭いが、時折見せる笑顔は優しく、話し方も威圧的ではなく丁寧。

部屋はボディビルダーのポスターと大量のプロテインやサプリメントとその香り。

グラウンドではえげつない打球を放ちながら、門下生の方々と野球談義をしながら可能性を広げるティーやバッティング練習を繰り返す。

そんな中、諸先輩方のお手伝いをしていたところ、お前も打ってみろと有難いお誘い。

諸先輩方とは比べ物にならないか細い打球が,,,。

しかし、笑うでもなく、呆れるでもなく、こうしてみろ、こうすれば飛ぶぞ、よーしいいぞ！などなど、吹けば飛ぶような一番下っ端の自分にも惜しみもなく技術をご指導してくれた。

その技術論や練習はとても新鮮で斬新だけど、どこかイメージしやすく当時の自分にとってすごく楽しい時間でした。

今でも勝手に門下生と思っており、教えていただいた技術は子どもたちへの指導の一つとして活用させていただいています。

不登校からメジャーへ

イチローを越えかけた男

根鈴さん、ありがとうございます！