緊急事態
どれどれ…とお口の中を見ると、残った歯質が真っ黒!(◎_◎;)
銀歯を詰めたら虫歯の穴はしっかり密封されているのだと考えている方が大半だと思いますが…現実はこんな具合です。
後ろの歯も、肉眼でわかるぐらいにすり減って段差がありますね。こんなに隙間があったら、色んなモノが中に入りそうでしょ
日本の保険医療制度は、病気になってしまった部位の痛みを取ったり歯を抜いたり…という必要最低限の処置を誰でも平等にカバーしてもらえる素晴らしいシステムなのですが、その一方で、虫歯になりにくい予防的な材料を使った処置・見た目や噛みごこちなどの点は考慮されていません。特に、歯をかぶせたり詰めたり入れ歯を入れたり…と言った大がかりなケースほど差が歴然です。
皆さんの税金から成り立つ限りある医療費ですから、当然と言えば当然なのですが。
しかしここで大切なのは、『保険治療でまかなえるモノが最高水準』と言う誤った認識が浸透してしまっていること。
歯ブラシが届きづらい箇所に安易に銀歯をかぶせてしまい、数年後に歯を失う結果になった患者さんを沢山診て来ました。
歯科医なら誰もが分かっていることを、まだまだ一般の方に伝えきれていないもどかしさを抱えながら日々診療しています。
↑ 先日とある番組の収録がありました。
お口の専門家として、この辺りも熱〜く語っております。
また詳細は追って告知しますね!