銀歯のお話 その3
単体の金属アレルギー検査ではかなりの確率で陽性反応が出ると言われている、人体にはあまりよろしくない金属です。
↑ 下の顎の後方に、根元が暗い白い歯が見えると思います。かつては《セラミック》と言っても、このように内側に金属が使われ、表面にセラミックを塗装した被せ物が主流でした。ちなみに自費診療の場合は中の金属は何を使っても自由ですから「保険外なのになぜか相場より安かったんだよな〜」なんて方は、錆びやすい金属が使われている可能性もありますよ
そのくらい不安定な材料が日本の歯科医療でスタンダードに使われているわけですから…最新情報を常に取り入れている歯科医ならば銀歯を安易に勧めることは出来ないのです。
海外のドクターと学会で歓談すると「日本人の口はメタル(金属)だらけで、なんてヘンテコなんだ!」と言われると嘆いている教授がいました。
そりゃそうだよね…
↑ 2年くらい前までは、このブログで書いているようなミニ知識を動画配信するサイトがあったのです。今も存在していたらどんなに楽だったかしらと今回切実に思ってしまいました…笑
毎日毎日溶け出す金属イオンを身体に吸収していたら、知らないうちにアレルギーを発症している方もいます。
皮膚炎に悩んでいたのに、お口の金属を除去したらあっと言う間に治ってしまった…なんて話は本当に良く耳にします。
気になる点がある方は、血液検査を受けてみることをお勧めします。
大学病院では専門の歯科アレルギー外来を持っているところもありますし、皮膚科でも勿論相談が可能です。
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