めざましどようび
3/13(土)放送の『めざましどようび』は初めてのZoom取材。
可愛い久慈アナウンサーと、画面越しに沢山お話ができて嬉しかったです!
番組の中では「水圧を利用し音を立ててしっかりゆすぐことは、口のトレーニングになる」という効果も紹介していただきました。
「口の中のトラブル」というと、むし歯や歯周病という疾患のことしか思い浮かばない方も多いようなのですが…
どんな疾患も「歯みがきが苦手」「甘いものが好き」だから「むし歯になる」というような単純な構造ではありません。
これは長年患者さんを診ている歯科医師なら当然気付くことです。
「しっかり噛めていない 」「舌の動きが芳しくない」「身体に良いと思って摂取していたものが実はエナメル質を傷めていた」等々…
患者さん自身が気づかない原因の方が多いのです。
トラブルの原因は十人十色。
エーーーッと驚くようなエピソードを聞く機会は臨床の現場でよくあることです。
だからこそ臨床家は「対話」「観察」が大事ですし、仲間内の懇談会でもさまざまなディスカッションをしています。
私の場合はたまたま最初の書籍のテーマとして出版社から指定されたのが【うがい】だったのですが、予想外だったこの切り口から広がった世界があり、今も大変感謝をしています。
*私が出している書籍は全て、医師が出す一般書の大多数を占める「自費出版」ではないので、自分で好きなことを書けるわけではないのです。
口を使う動きを生活者に認知してもらうことで、口腔という臓器が果たす役割や機能を広く知っていただきたいなという思いがあります。
口をしっかりゆすげるかどうか?というポイントは、子どもの成長発育・高齢者のオーラルフレイル予防と言った評価項目に上がっていますから、老若男女問わずどなたにでもチャレンジしていただけるエクササイズなのです。
皆さんが毎日欠かさずやっている「うがい」を、ぜひ健康増進に役立ててくださいね!
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