東京理科大学 講演
私の人生では
絶対に関わることのないと思っていた
「東京理科大学」で授業をしてきました!
授業のテーマは「おしごと」。
毎週、多様に働くゲストを招き、
働き方、仕事とはなにかを学んでいくという授業。
今までの講演会やトークショーでは
介護の素晴らしさや魅力をお話することが多かったのですが
今回は、今まで話してこなかった私自身の話もしました。
モデル、介護福祉士、講演、メディア出演、OL、
全てが今の私です。
なぜ、私がこの働き方なったのか、
そしてなぜ、介護にそこまでこだわるのか、
私がこうなるまでに何を基準に、どういう選択をしてきたのか。
これからを生きていく学生たちに新しい働き方の提案をしました。
(あんまり上手じゃなかったけどw)
理系学生は
介護や福祉なんて興味ないんだろうなーと思っていたら、
講演後に質問をしてくれて、
しかも、その質問がとてもいい質問ばかりで!泣
反省ばかりの講義だったけど
みんなちゃんと聞いてくれていたんだなーと思ったら
もうそれだけで泣ける。(´;ω;`)
2つご紹介しますねっ!
question1:
「ニュースで、介護士の人が高齢者を虐待したり、殺害したというニュースを見たことがあるのですが、その人たちと上条さんは何が違うんですか?」
answer:
もぉーーー!!本当にいい質問!!!
私も介護現場でのこういった事件を聞くと、ほんとに胸が苦しくなる。
そういった事件になってしまうのには
色んな要因が考えられると思うのね。
虐待をした本人の問題だけではないと思う。
でもね、少なくとも、
「自分が有力だと思っている人には介護は出来ない。」
そう思ってます。
私が介護でうまくいくのは
私のケアが特別素晴らしい訳ではないんですよね。
ただ
何度同じことを聞かれても、
暴言や暴力を受けても、
せっかく綺麗にした場所をすぐ汚されても
基本的にあまり気にしない。
気にならない。
むしろ笑ってしまう。w
楽しい!w
なぜか?
自分が無力であることを自覚している
ただそれだけです。
question2:
自分だったらどう介護に関われるかなっと思い、聞いていました。
介護ビジネスのお話がありましたが、IT×介護でどんなものが必要だと思いますか?もし、いま成功してる介護ビジネスがあれば教えてください。
answer:
これ凄く嬉しかった。
自分だったらどう関われるか、ジブンゴトとして聞いてくれてたことがまず驚き。
今は、介護の現場でiPadやPC上でシフトの管理をする施設もあります。
バイタルデータを自動で医療スタッフに飛ばせるものもあります。
介護ロボットを実際に導入しているところもあります。
それでも、他の業界に比べてIT化が物凄く遅れていて、
私のいる現場でも、未だに記録は手書きで行っていますし、シフトも人数分コピーして配布されています。
IT化が必ずしも正解だとは思いませんが、
介護スタッフの仕事の負担を軽減させることができると思います。
介護スタッフを大変させている原因の一つだと思います。
また、ご利用者のおじいちゃん、おばあちゃんの負担も同じです。
施設が変わると、その方の情報がほぼゼロになることが多いです。
在宅から施設にきたとき、
その人がどんな家で、どんな生活をしてきたのか?
情報が切断されてしまうという問題点があります。
その方が、もう喋れない状態だったとしたら
持ち物や周りの方からの情報しかありません。
情報がいかにとれるかが、いい介護へ繋がっていく介護福祉士としては
とても深刻な問題です。
それを解消できるアプリやwebサービスがあればいいな~とか思ったりします。
ITやテクノロジーに遅れている介護業界だからこそ、
そういったビジネスチャンスはたくさんある!
授業で言えなかった補足も少し入ってるけどこんな感じ!(^^)
私にとって、
今年いちばん緊張して、
今年いちばん頑張った1日でした。
最後まで仮病で休もうかと
悩んでいたけど、
やっぱりやってよかった!
ありがとうございました
y.
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