16 | 9月 | 2016 | 開沼豊｜かいぬまゆたか(俳優・放送作家・脚本家) official ブログ by ダイヤモンドブログ

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秋田

投稿日：2016.09.16｜カテゴリー：コラム

今回のテーマは「秋田」。ツイッターのアンケートにご参加頂いた皆様ありがとうございました。北海道、青森、岩手、秋田の中でまさかの秋田が一位。決して馬鹿にしているわけではなく、なんとなく意外だったなと。

さて、まず最初に自分で選択肢を作っておいてなんですが、実は秋田のことはほぼ知りません。むしろほぼ行ったことがありません。十和田湖って確か県境でしたよね？そこに行ったことがあるぐらいです。

あれは確か中学三年の頃。家族旅行が照れくさくなる思春期の時に、福島の祖父母の家に行きつつ東北をぐるりと周る旅行に行った記憶があります。今自分が親になって、子供をせっかく旅行に連れて行ったのに記憶が曖昧だなんて申し訳ない気がしますが、ぼんやりと行った記憶があるんです。

確か岩手側から十和田湖の遊覧船に乗って湖をぐるりと。降りたところにあった出店できりたんぽを買い、米大好き中学生だった僕にとって革命的に美味しかった思い出があります。

ぼんやりとしか思い出が無いはずの家族旅行でしたが、なぜ十和田湖と遊覧船ときりたんぽだけはっきり覚えているのか？疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。それにはキチンとした理由があります。

思春期のぼんやりした性格でも同じことが二度あれば記憶に残るものです。実は私、その家族旅行の一ヶ月後。学校が二学期に入った頃に修学旅行がありまして、その行き先が東北一周だったのです。一ヶ月前に巡ったポイントとはほぼ違うコースを辿ったものの、十和田湖は東北では欠かせない観光地。

一ヶ月前に乗った遊覧船に乗り、一ヶ月前に降りた場所に同じおばさんが焼いているきりたんぽがありました。そしてなぜかあの時と同じようにひとつ購入し、同じように湖を見ながら食べたのです。同級生のテンションが上がりまくっている中、私はひとつかふたつ下のテンション。きりたんぽって旨いなぁと言われて「え？あ、うん」というテンション。

例えれば実家が焼肉屋の息子が、外食で焼肉屋に行くようなテンション。最近ハイボールにはまっているのに、友達と飲みにいった時に勝手に「ビールでいいいな？」と決めつけられて、「え？あ、まぁ、うん」と否定するほどでも無い返事をしてしまった時の感じ。

今思えばあの時に友達を数人失った気がします。私の秋田の思い出はこれぐらい。ただ、身近なところに秋田出身の人が意外と多く、どの人を思い浮かべてもちょっと変な人が多い。でも、どこか憎めなくて、男女共に色白の人が多い気がします。

何かの機会があれば秋田に行きたいと思っています。十和田湖のほとりにある出店のきりたんぽ。今度はテンションアゲアゲで食らいついて、あの頃の忘れ物を取りに行こうと思います。

さてさて、秋田出身の忍者も出演するコンサートのお知らせです！秋田の魅力について今度ゆっくり聞こうと思います。是非劇場でお待ちしております！！

ミュージカル「忍たま乱太郎」第7弾

『忍術学園学園祭』

【公演日】 9月24日(土)14:00開演／18:00開演

　　　　　 9月25日(日)12:00開演／16:00開演

【会　場】舞浜アンフィシアター

【出演者】海老澤健次　鐘ヶ江洸　早乙女じょうじ　白柏寿大　秋沢健太朗　反橋宗一郎　北村圭吾　翁長卓　杉江優篤　薫太　橘龍丸　倉本発　幹山恭市　高橋光　小笠原竜哉　松村凌太郎　湯浅雅恭　石井靖見　中村利裕　開沼豊　北村海　迫英雄　真佐夫　今井靖彦

【スタッフ】構成演出：菅野臣太朗　音楽監督：YOSHIZUMI　振付：酒井麻也子　殺陣：今井靖彦　キャラクタービジュアルアドバイザー：馮啓孝

【主　催】ミュージカル「忍たま乱太郎」製作委員会