12月８日、川崎クラブチッタにて「hide Birthday Party 2019」が開催された。このイベントのチケットはソールドアウトで凄まじい盛り上がりをみせた。WWSチャンネルでは、MAKIN’LOVEのライブレポートをお届けする。
MAKIN’LOVEは、1995年より活動しているKISSのトリビュートバンド。ライブでは、KISSとの出会いによってロックに目覚めたhideが強く影響を受けていた時代の人気ナンバーばかりをセレクト。
MAKIN’LOVEは、メイクも恰好もアルバム「地獄の軍団」の頃の、まさにhideがKISSへ強い憧れを抱いていた頃の姿で登場。ライブは、当時のキッズたちが熱狂した「Detroit Rock City」からスタート。豪快に荒々しく楽曲を叩きつけ、観客たちにハードロックの洗礼を与えてゆく。その様子をhideは、どんな風ににやけながら観ていただろうか。
激しく音を唸らせ、次に突きつけたのが「Deuce」。重厚な演奏と歌声が、腹の奥底までズシンと響き渡る。hideを含め、当時のKISSの姿を知っている人たちは、この姿を観て、きっとにやにやしながら身体を揺らしていたに違いない。フロアでも、あちこちで騒ぐ人たちの姿があった。ジーン・シモンズ(に成りきったメンバー)の火を吹くパフォーマンスも披露。
MCでは、何故か関西弁になるメンバーたち。ライブは、気持ちをさらに熱く滾らせるようにハード&ロックンロールな「Shout It Out Loud」へ。楽曲に合わせ、ノリノリではしゃぐ人たちも。MAKIN’LOVEのライブを通しKISSの存在を知った人たちは、この機会にKISSの音源にもぜひ触れていただきたい。
ジーン・シモンズ(に成りきったメンバー)の血を吐くパフォーマンスも登場。続いて披露したのが、hideが少年だった時代にみんなが熱狂した「Love Gun」だ。激しくドライブする演奏に刺激を受け、身体中に熱い血が駆け巡る。当時の少年少女たちは、この音楽にロックへの初期衝動を覚えていた。その意識を、MAKIN’LOVEが思い返させてくれた。
最後は、やはり「Rock And Roll All Nite」だ。hideも交え、みんなで豪快にハードロックサウンドに乗せパーティだ。楽しく、雄々しく騒ぎ倒す。この感覚が最高じゃないか!!意識をクレイジーなモードに切り換え、彼らと一緒にシャウトだ!!。観客たちを巻き込み、共にサビ歌を歌い合った楽しさも忘れられない。これぞ、当時の日本のロックキッズたちに衝撃を与えたハードロックなスタイルだ!!!!
（取材/文：長澤智典）
情報提供元：WWSチャンネル
記事名：「【ライブレポート】MAKIN'LOVE、地獄から届けるサウンドで会場熱狂！＜hide Birthday Party 2019＞」
