今作は大人もほろりとさせられるクラシカルPOPにアレンジされたセルフカバーと新曲が併せて6曲入ったMINI ALBUMとなっており、まるでブロードウェイミュージカルを観ているかのように壮大で、目をつむるとなつかしい風景が思い浮かんでくるような楽曲が並ぶ。映画「ラ・ラ・ランド」「グレイテスト・ショーマン」などのミュージカル作品が近年話題となったのは、音楽の素晴らしさもさることながら、夢と現実が一体となった世界観があったからだと言われる。決して夢だけではないリアルさもあって人々の心に響いたのだ。ROCOの音楽も同様だ。彼女の作る楽曲は常にファンタジックな温かみに包まれている。しかし、ROCOの描く世界は、今そこにある喜怒哀楽が非常にリアルで、時代に関係なく人間本来の純粋な気持ちを蘇らせてくれる。だからこそ、長きに渡って年齢を超えた支持を集めてきた。
2010年代に生まれ「こどもじゃず」を聴いて育った子供達、またその時代に子育てをしていたお父さんお母さん、ROCOファン、ミュージカルファンにとっても、ついに完成したROCOのMINI ALBUM『Classical ROCO mode』は素敵なクリスマスプレゼントになりそうだ。
ROCOはしばらくの間、子育てに専念していたため、オリジナル作品の発表は控えていたが、楽曲提供は少しずつ行なっていた。2014年にはNHK「おかあさんといっしょ」に楽曲「おひさまーち」、今年は同じくNHK「おとうさんといっしょ」に楽曲「さんぽアドベンチャー」を提供している。
”しあわせを呼ぶ歌声”とも称されたROCO の新しい世界を今、体感してほしい。
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