BiSのプールイがバンドでラモーンズを歌ったって?!…のイロンナ話
僕は、今、日本で最も面白いパンクはBiSさんと研究員さんたちのステージだとガチガチで思ってます。
だから、BiSのプー・ルイ(リーダー&よごれ担当)が「GO AHEAD!!@神戸スタークラブ」でTHE GO-DEVILS とRamones の「Sheena is a Punk Rocker」をセッションしたって話を聞いてぶっ飛んだ!
その選曲センスの絶妙さと、現場に行ってなかった悔しさでぶっ飛んだ!
ラモーンズを、しかもシーナイズ……を持ってくるとは。
プー・ルイ イズ ア パンクロッカー ナウ ですよ、あーたっ!
これは現場で起こった事件ですよっ!
・・・(加筆)・・・
まず初めに確認をしておく。
「完璧なものに優れた魅力が宿るわけではない(TUMA)」
パンクの巨大星・ラモーンズは決して上手なバンドではない。
いや、パンクバンドのスターたちのほとんどは演奏が下手だと断言してよいだろう。
楽器を持ったことが無い人でも二日・・・いや、楽器すら無くてもラモーンズやセックス・ピストルズは出来るんじゃないか?
(上手になってしまいパンクをやめるくらいだ)
これをやりたいんだ!
これを伝えたいんだ!
これやって楽しみたいんだ!
この思いの強さが、馬力が、見ている者の心を揺さぶる。
何かしたいという衝動や思いの強さは、演奏や歌唱の上達など待ってくれないものなのだ。
オーケストラやオペラにはない魅力がパンクロックにはあるんだ。
ロックは立ち姿であり、物事にぶつかって行く姿勢である。
この姿勢があるからロックは魅力的なのだ。
僕はこれがロックだと信じている。
音楽なんかにはおさまりきらない。
勉強でもスポーツでも仕事でも子育てでも何でもロックとなる。
未熟でも良いんだ。
こうしたいという姿勢がそこに魅力を生み、魅力的な人物を作るんだ。
だから「PUNK、ROCKは音楽やファッションのジャンルではなくアティチュード(立ち姿・生きていく姿勢)である(ジョー・ストラマー)」なのだ。
さて、現代においてこの「完璧なものに優れた魅力が宿るわけではない」を大いに体現しているのは何か?
アイドルだ。
こうしたいろいろな要素を積み重ねた中で、ガレージロック的なガールズロックバンドのTHE GO-DEVILSが、BiSとのセッションに、Ramones の「Sheena is a Punk Rocker」と言う楽曲を選び、それをプー・ルイというB級アイドル・BiSのメインボーカリストが受けて歌った事に大きな意味があり、姿勢を感じ、そこに心を揺さぶる魅力が宿ったのだ。
BiS are プー・ルイ、ヒラノノゾミ、ミチバヤシリオ、カミヤサキ、テンテンコ、ファーストサマーウイカ and BiS親衛隊・軍団(セックス・ピストルズの親衛隊・ブロムリーケンテンジェント的な存在と言っても過言ではない)研究員さんたちが、もの凄い魅力を宿しているのは、彼女ら彼らの、その立ち姿・姿勢にあるんだ。
そして、研究員さんたちが暴力ではなくユーモアで感情を発露し、メンバーがユーモアで応えているところも素敵なんだ。魅力的なんだ。
セックス・ピストルズはバンドだけじゃなくて、マルコム・マクラーレンやヴィヴィアン・ウェストウッドやブロムリー軍団がいて文化になった。立ち姿の一つの見本にまでなっていった。ジョン・サイモン・リッチー(シド。ヴィシャス)を見てみな、ベースなんか弾けなくたってロックスターになれるんだぜ。
自戒の意味を含めてもう一度書いておく。
「完璧なものに優れた魅力が宿るわけではない」
「ROCKは音楽やファッションのジャンルではなくアティチュード(立ち姿・生きていく姿勢)である」
ROCK!
・・・(追記ここまで)・・・
ほんとに選曲が絶妙だなあ…と思って、オープニングアクト~セッションを演ったTHE GO-DEVILS〔MOMO (Guitar, Vocal), ANGIE (Bass, Vocal), RITZ (Drums, Vocal)」の ANGIEさんにこの一件の顛末を尋ねたところ……。
「プーちゃんとぜったい演りたくて勝手に個人的に交渉しました(笑)。ただ、音源がプーちゃん自身に渡ったのが遅かったみたいで…そこが心残りですが…楽しかったです!! 冥土の土産です!!!」
「最初はラモーンズかジョーンジェット、二転してミッチー音頭で提案したんですが結局ラモーンズのどれかにしましょうてことで最終sheenaを送りました。うちはガレージ演ってますがシーンに少し風穴あけられたかなと。バンドメンバーの理解にも感謝してます」
momoさんは両国国技館のBiSワンマンに行っちゃうくらいのBiS好きみたいで、やっぱり愛だな、愛情がこもったセレクトだな、何ごとも愛だよな、姿勢だな・・・と。
ミッチー音頭!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm11653426
たぶんエンケンのカバーバージョンをやるだろうから、戸川純っぽい のぞ氏がコーラスとかでもう最高!!!!!!
(遠藤賢司 – エンケンのミッチー音頭:戸川純、奥田民生、近田春夫、巻上公一、サエキけんぞう、ケラ、森若香織、野沢直子 参加)
Joan Jett も良いですねえ。「Cherry bomb」が良いかなあ、これだとランナウェズになっちゃうかな? それはそれで良いな。「I Love Rock N Roll」 「DON`T SURRENDER」「Little Drummer boy」・・・ジョーンジェットなら何でも大丈夫ですね。
Do You Wanna Touch Me (Oh Yeah)とかプー・ルイ的だなあ。
接触ですよ。握手会ですよ。チェキ会ですよw。
でも、僕の好みだとやっぱり Ramones の「Sheena is a Punk Rocker」がベストです。
ラモーンズはギターソロもあんまりなくて、サビもBAKAじゃないってくらい直球でど真ん中に放り込むし。歌詞少ない。一曲が短い。すごい疾走感。でもすごく伝わる。英語が分からなくても伝わる。スゲエ!
自分語りになっちゃうかもしれませんが・・・
ギュウゾウが所属する電撃ネットワークがTokyo Shock Boys としてニューヨーク公演をやっていた時に、テレビ番組でRamones(ラモーンズ)、The Pretenders(プリテンダース)と一緒になったことがありまして。
ラモーンズもプリテンダースも大好きだし、もう最高に楽しい一日でした。ラモーンズのみなさん、ホントにバカっぽくてカッコ良かった・・・・・(ここから大脱線)プリテンダースのバンド名由来がThe Plattersの名曲「The Great Pretender」からで、その歌詞の中に
「Oh yes I’m the great pretender
Just laughing and gay like a clown (ooh ooh)
I seem to be what I’m not you see
I’m wearing my heart like a crown
Pretending that you’re
Pretending that you’re still around」
ってのがあって。
これは正にBiSだな、プー・ルイだな。
道化師みたいに振る舞い装うボクの心・・・泣けるなぁと。
と、THE GO-DEVILS演奏・プールイが Ramonesの「Sheena is a Punk Rocker」を歌ったという情報だけで、ここまで妄想しちゃったわけです。聴いても無いくせにw。
いつのまにか、ラモーンズじゃなくてプリテンダースでもなくてしまいにはプラターズも飛んじゃってフレディ・マーキュリー版をプールイが歌っている絵が頭の中を回っているという・・・はい、もう、狂ってます。
(脱線ここまで)
何が良いたいかと言えば、好感度大アップアップという話です。
THE GO-DEVILSというバンドがBiSという集団の特性を見てRamones の「Sheena is a Punk Rocker」をセレクトし、演奏し、プー・ルイがそれに応えて歌ったという事実に感動しているわけです。
ramonesはステージ上でよくメンバー間で口論とかしちゃってたってのも……ね(BiS好きにはたまらない 笑)!
ANGIEさん( @omomoomomo )ありがとう。
やっぱり愛だな、何ごとも愛だよなと。
絶対にやりたいって心意気だよな、姿勢だよなと。
もうね、またBiSが大好きになっちゃって苦しいくらい。
BiSはIDOLでありROCKの怪物だ!
もう少しで目を覚ますはず。
ふふふふ。
・・・・・・・・・・・・
プールイがニューエイジロックなんちゃらだという事を忘れてたなあ。
もう聴けないんだろなあ、プー・ラモーン。
マイクが調子悪かったらしいからもう一回やらないかなあ。
しつこい。。。
ステージを見れなかったことが残念で残念で・・・あのルックスのTHE GO-DEVILSが演奏でプールイがボーカルで、最前列にはあの研究員さん(バカ騒ぎで知られるBiSの過激ファン集団、ロック通が多い)たちがズラリなんだもんほんと残念。
これ掲げててやらないとは言わせないぞ!
もう一回THE GO-DEVILSでプー・ラモーンを
\お願いしまーす!/
THE GO DEVILS
[ Official Website : http://www.go-devils.com/ ]
BiS(新生アイドル研究会)
[ http://www.brandnewidolsociety.org/index.html ]