Googleの音声アシスタントサービス『Google アシスタント』iOS版が8月24日、日本語に対応しました。Android版から約3ヶ月遅れての対応となります。具体的な使い方や特長、『Siri』との違いなどを見ていきましょう。
聞き取り能力や理解力は、Siriと同程度な印象
iPhoneと統合されたSiriならホームボタンを長押しするだけで起動しますが、Google アシスタントは単なるアプリなので、アプリを起動しマイクボタンを押してから話し始めます。
▲アプリを起動し簡単な初期設定を終えたら、早速会話画面が出る。マイクボタンを押して話しかけよう。
筆者がいくつか質問をしてみた限りでは、聞き取り能力にはっきりとした差は感じませんでした。
▲ベタな天気の質問は、簡単に理解してくれた。
▲アクセス許可をすれば、連絡先のデータを引っ張ってきて電話をかけるなどすることも。
▲「Siriは知り合いではない」という、日本語ならではの言葉遊びを披露してくれた。
Siriにはない、Google アシスタント独自の特長
細かい機能面では、いくつかの違いがあります。
1. 最初からテキストで質問
キーボードボタンを押せばテキストで質問することもできます。周囲に人がいるときなど、声を出しづらい場所で便利ですね。
2. 関連する質問を提案
▲質問に答えてくれた後、関連する別の質問を提案してくれる。予測検索が得意なGoogleらしい。
3. フィードバックを送信可能
▲もし回答に不満や改善策が見つかった場合、画面のスクリーンショット付きで運営にメッセージを送れる。
ウィジェットに配置して素早くアクセスする方法
重点的に利用するなら、ウィジェットに配置しておくのがおすすめ。他のアプリを開いている最中でも素早くアクセスできるようになります。
▲ウィジェットの「編集」ボタンをタップ。
▲[+]ボタンで追加。
▲これで、アシスタントを素早く呼び出せるようになった。
長文や複雑な質問になってくるとまだまだ人間のように理解してはくれませんが、軽い調べ物程度であれば的確に行ってくれます。今後の発展に期待しつつ、積極的に使ってみると楽しいかもしれません。