8月の家族たちを見た
作品が作られる様に成った気がする。
第二次世界大戦後のアメリカは勝利に酔い
ステレオタイプ的な模範を示す様な詰まら
ない作品が多かっただろうが、やっと
アメリカが武力では解決出来ない家族の
問題に向かい合いだしたのかも知れない
。全体的には相変わらず白人優越主義は
根強いからつい先日の様な黒人を殺して
も不起訴になると言う有り様だが。
この作品は意味深い。5人のそれなりに
良い女性が誰1人幸せに成れなく、そこ
から抜け出す方法も提示出来ない。
良く言えばリアリティを直視したと
言う事か。問題提議で終わるのがエンター
テイメントの役割りだから正解なのかも。
見た観客が自分の人生で答えを見付けて
いけば作品の目的は達せられる。
しかし役者が上手い。感情移入が簡単に
出来る。強く哀しい母に娘達。あの時代は
日本もアメリカも変わらないなと思った。
沢山勉強になった。アメリカらしさも
沢山あったし。