WE ARE ONE（我々は一つである）
『形ではなくいのちである。
偏見よりは思い遣りを現すことだ』
壁にぶつかった時は、
パニックしても仕様がない。
それを妨げとは思わないで、
大切なメッセージだと思えばいい…
人は身を守るために壁や塀を建てる。
受刑者と刑務所で面会することがあるが
自分なのか、それとも彼なのか…と、
どちらが壁の中にいるのかが
分からなくなることがある。
THE BIBLEには、
「大いなる方は
『光よあれ』と仰せられた。
すると光があった。
大いなる方は光とやみとを
区別された」
とある。
大いなる方は｢区別｣されるが、
人は｢差別｣をしてしまうのである。
｢区別｣とは、
ある物事の差異を認めて
分けることであり、
｢差別｣は、
偏見などによって差をつけ、
一方を他よりも価値の低いものとして
あつかうことなのだ。
大いなる方は、
「人を自らに似せて創造した」
とある。
人は誰であれ皆、平等である。
然れど人は、
偏見をもって他の人たちを
見下してしまうのだ。
歴史を振り返る時に、
その現実を我々は垣間見せられる。
カントは、
「物事に価値があるが、
人間には尊厳がある。
それ故に人は
決して目的の為の手段に
されてはならない…」
と語っている。
大いなる方は人を創造したが、
人は宗教をつくってしまったのである。
そして、人が作り上げた宗教は、
神や神々をその建物の中に
閉じ込めてしまったのである。
挙げ句の果てに、
国や人それぞれの宗教の違いによって、
大いなる方によって
一つにされている人間として
互いを平等に
兄弟として見ることができず、
差別し、
戦争まで起してしまっているのだ。
JOHN LENNONは、
IMAGINE(イマジン)…
宗教の無い世界を…
と歌っている。
それは決して、
大いなる存在のいない世界を
イマジンしてみればいい…
とは言っていない。
「あなたは高価で尊く
わたしは愛している…」
とあなたに語り掛けてくれている方は、
宗教を問わず、
全ての人に対しても語ってくれている。
思い遣りによって区別はあっても、
偏見によっての差別は
大いなる方の思いではない…
人はいのちをかたちにすり替え、
自由を不自由にする箱(はこ)の中に
押し込めてしまったのだ。
「真理はあなたを自由にする…」
と語ったJESUSの言葉を
心にとめたいものである。
さあ、今日は台湾の教会で
メッセージを届けることになっている。
願わくば、かたちを吹き払う
解放されたメッセージを
自由に表現したい。
あなたの今日の一日が、
偏見と差別から
解放される日であります様に…
『我々は皆、
愛の源によって生かされている。
故に憎しみや恨みを
己の友にすることはない』
アーサー・ホーランド
2016.7.10
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先日台湾のテレビ局
民間全民電視公司の取材を受け、
ニュースとして放映されましたが、
そのニュース映像が
同テレビ局のサイトなどで
公開されております。
中国語でのニュース映像となりますが、
是非ご覧ください。
youtube
民間全民電視公司(FTV)
http://m.ftv.com.tw/newscontent.aspx?sno=2016706S10M1
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